雨上がりの彗星や月を観察 ― 2023/02/09
昨宵は予報通り通り雨になりました。思っていたほどの降水量ではなく、地面もあまり濡れませんでした。夜半前には晴れ上がったので、湿気の多い夜空でいくつかの天体をめぐりました。
数日間思わしくないお天気だったので、未明に見上げた月はもうだいぶ欠けてしまってました。左は3時半過ぎの撮影で、太陽黄経差は約213.07°、撮影高度は約52.92°、月齢17.90。月面K地形がぼちぼち見えてきましたね。オニール橋が日没を迎えています。
シーイングが最悪レベルで、拡大観察することは叶いませんでした。今朝から向こう数日はオリエンタレ盆地が良く見える秤動ですので空が良ければ観察したいのですが…今夜以降も天気は不安定のようです。
月が高くなる前、日付をまたいでZTF彗星(C/2022 E3)を観察(下A画像)、引き続いて光度ピークを過ぎた小惑星98943 (2001 CC21)にも望遠鏡を向けました(下C画像)。ZTF彗星は透明度が悪いことと月明かりのためにあまり写りませんでしたが、思いっきり反転強調すると下B画像のとおりダストテイルとイオンテイルが確認できます。2023年1月26日記事の付記グラフのとおり、ちょうどイオンテイルの方向角が90°を割り込み始めて極小に向かっているため、天の北を上にして撮影すると左やや上向きに伸びて写ると思われます。この状態は向こう一ヶ月半続くでしょう。
小惑星98943 (2001 CC21)も月明かりに負けず輝いていました。動きが速いため、ひとコマの露出を短くしなくてはなりません。16等中盤から17等台、今後しばらくは周極星として北の空を横断しながら暗くなります。
数日間思わしくないお天気だったので、未明に見上げた月はもうだいぶ欠けてしまってました。左は3時半過ぎの撮影で、太陽黄経差は約213.07°、撮影高度は約52.92°、月齢17.90。月面K地形がぼちぼち見えてきましたね。オニール橋が日没を迎えています。
シーイングが最悪レベルで、拡大観察することは叶いませんでした。今朝から向こう数日はオリエンタレ盆地が良く見える秤動ですので空が良ければ観察したいのですが…今夜以降も天気は不安定のようです。
月が高くなる前、日付をまたいでZTF彗星(C/2022 E3)を観察(下A画像)、引き続いて光度ピークを過ぎた小惑星98943 (2001 CC21)にも望遠鏡を向けました(下C画像)。ZTF彗星は透明度が悪いことと月明かりのためにあまり写りませんでしたが、思いっきり反転強調すると下B画像のとおりダストテイルとイオンテイルが確認できます。2023年1月26日記事の付記グラフのとおり、ちょうどイオンテイルの方向角が90°を割り込み始めて極小に向かっているため、天の北を上にして撮影すると左やや上向きに伸びて写ると思われます。この状態は向こう一ヶ月半続くでしょう。
小惑星98943 (2001 CC21)も月明かりに負けず輝いていました。動きが速いため、ひとコマの露出を短くしなくてはなりません。16等中盤から17等台、今後しばらくは周極星として北の空を横断しながら暗くなります。