三重の中村さんがくじら座に突発天体発見 ― 2023/12/04
山形の板垣公一さんが突発天体を発見 ― 2023/11/23
11月21日19:47ごろ、山形県の板垣公一さんがおうし座に12.9等の突発天体を発見したとのこと。
また前後して、同日19:53ごろ香川県の藤川繁久さんがこぎつね座に12.9等の突発天体を発見、これは三重県の中村祐二さんからも19:48に独立して発見報告があったようですが、北海道の上田清二さんが17:56ごろ撮影した該当位置には写っておらず、翌日以降の観測でも見つかっていないようです。
昨夕に月を観察しながら、同時進行でこのふたつの突発天体を撮影しました。天気が下り坂で夜半には雨も降りだす予報だったためサクサクと準備・撮影をこなしました。左上画像は板垣さんのほうの天体。特に青っぽさ、赤っぽさは感じなかったのですが、どんな種類の天体でしょうか。分光が待たれます。
右画像は藤川さんのほうの位置。丸点線円内の中心付近が該当位置ですが、明るい天体は見当たりません(最微等級17.6等)。お二方の観測位置は大きく違うので、カメラノイズや近距離の人工衛星などではなく、何らかの遠くの天体が確かに光っていたとは思うのですが、ごく短時間の現象(?)だったようです。このまま迷宮入りでしょうか?
ひと通り撮影が終わろうとしていた頃から雲が増え始め、片づけている最中にすっかり皆曇に。その数時間後には雨が降ってきました。間一髪です。
また前後して、同日19:53ごろ香川県の藤川繁久さんがこぎつね座に12.9等の突発天体を発見、これは三重県の中村祐二さんからも19:48に独立して発見報告があったようですが、北海道の上田清二さんが17:56ごろ撮影した該当位置には写っておらず、翌日以降の観測でも見つかっていないようです。
昨夕に月を観察しながら、同時進行でこのふたつの突発天体を撮影しました。天気が下り坂で夜半には雨も降りだす予報だったためサクサクと準備・撮影をこなしました。左上画像は板垣さんのほうの天体。特に青っぽさ、赤っぽさは感じなかったのですが、どんな種類の天体でしょうか。分光が待たれます。
右画像は藤川さんのほうの位置。丸点線円内の中心付近が該当位置ですが、明るい天体は見当たりません(最微等級17.6等)。お二方の観測位置は大きく違うので、カメラノイズや近距離の人工衛星などではなく、何らかの遠くの天体が確かに光っていたとは思うのですが、ごく短時間の現象(?)だったようです。このまま迷宮入りでしょうか?
ひと通り撮影が終わろうとしていた頃から雲が増え始め、片づけている最中にすっかり皆曇に。その数時間後には雨が降ってきました。間一髪です。
三重の中村さんが突発天体発見 ― 2023/11/21
11月18日19:14ごろ、三重県の中村祐二さんがヘルクレス座に13.8等の突発天体を発見したとのこと。
昨夕に月を観察しながら、同時進行でこの突発天体を撮影しました。風が強くて星像が肥大したけれど、なんとか写っているようです。対象天体はやや青白いように見えます。さて、どんな天体でしょうか?
ちなみに最近の新天体確認撮影では、16等以上の明るい場合127mmマクストフで撮影することが多くなりました。小さく軽い機材なので組み立てや片づけがとても楽で、風や振動の影響も大型機材より少なくて済みます。Fが大きいため求められるガイド精度は変わりませんが、重たい機器よりはガイド不良のリスクが小さいというメリットは捨て難いですね。実際、200mmクラスでの撮影に比べて歩留まりは高くなっています。
昨夕に月を観察しながら、同時進行でこの突発天体を撮影しました。風が強くて星像が肥大したけれど、なんとか写っているようです。対象天体はやや青白いように見えます。さて、どんな天体でしょうか?
ちなみに最近の新天体確認撮影では、16等以上の明るい場合127mmマクストフで撮影することが多くなりました。小さく軽い機材なので組み立てや片づけがとても楽で、風や振動の影響も大型機材より少なくて済みます。Fが大きいため求められるガイド精度は変わりませんが、重たい機器よりはガイド不良のリスクが小さいというメリットは捨て難いですね。実際、200mmクラスでの撮影に比べて歩留まりは高くなっています。
山形の板垣さんが超新星発見 ― 2023/11/16
14日21:40JSTごろ、山形県の板垣公一さんがくじら座のNGC682に18.1等の超新星候補天体を発見したそうです。今日朝までに分光され、Ia型の超新星と確定しました。昨夜晴れていたので撮影してみました。
対象がとても暗く、おまけにデネブカイトスとシリウスの中間くらいの赤緯のため高度低めで南側の障害物+光害にもろかぶりのため、写るかどうかは運次第でした。まぁとくかくやってみようとかなり白い空に望遠鏡を向けてスタート。2時間弱の露出をかけました。仕上げてみるとやや青みを感じる天体が写ってくれました。夜半にかけて透明度も少し上がってくれました。
星仲間の(の)さんの観測では17.8等。発見光度から大きく変わってはいないようです。それにしてもよくこんな暗いの発見しますねぇ…。
対象がとても暗く、おまけにデネブカイトスとシリウスの中間くらいの赤緯のため高度低めで南側の障害物+光害にもろかぶりのため、写るかどうかは運次第でした。まぁとくかくやってみようとかなり白い空に望遠鏡を向けてスタート。2時間弱の露出をかけました。仕上げてみるとやや青みを感じる天体が写ってくれました。夜半にかけて透明度も少し上がってくれました。
星仲間の(の)さんの観測では17.8等。発見光度から大きく変わってはいないようです。それにしてもよくこんな暗いの発見しますねぇ…。