山形の板垣公一さんが超新星候補天体発見 ― 2024/09/21
山形県の板垣公一さんが20日4:40ごろ、やまねこ座のNGC2830に17.5等の超新星候補天体を発見したという情報が入りました。少し前に発見したSN2024vfo(in UGC690/アンドロメダ座)は発見光度18.8等と暗過ぎて撮影できなかったため、今度はいけるかなと準備。でも明け方低空で電線が多い方向のため、長時間露出が難しそうでした。
昨夜から今朝は曇り時々晴れ。明け方にはぼちぼち紫金山・ATLAS彗星が見えている頃で、国内でも撮影例が出てきたそうですがまだ私の環境では手が届きません。なので板垣さんのPSNに集中です。電線がなるべく避けられる位置に望遠鏡を設置し、隣家の屋根から昇ったところをすぐ撮影する段取りでした。ところが雲が襲来!Ah...万事休す。30分ほどあがいても雲が取れなくて、やがて薄明開始。諦めて撤収しようと何本かケーブルを外していたところ、西の地平からクリアな空が急速に接近していることに気付きました。
晴れるのが早いか、薄明が早いか。既に天体の方向は電線に被っているし、移動の暇もありません。雲が去り明るくなりつつある空でそのまま撮影開始しました。どうにか撮れたのですが、薄明と月明かり、薄雲などの影響でコントラストが弱く、星があるような無いような、消化不良の画像になりました。多少マシかも知れないと、白黒反転高コントラストにしたものが左上画像です。
もともと板垣さんの発見画像もご本人が「ノイズかも?」と報告しているような状態でした。不安定な天候は捜索者泣かせですね。リモートが流行る訳です。
明け方の撮影を待つ間、月を眺めました。シーイングは秋空の乱れがあって見辛いけれど、欠け際がとても魅力的。撮影した中から3枚を下に掲載しておきます。
昨夜から今朝は曇り時々晴れ。明け方にはぼちぼち紫金山・ATLAS彗星が見えている頃で、国内でも撮影例が出てきたそうですがまだ私の環境では手が届きません。なので板垣さんのPSNに集中です。電線がなるべく避けられる位置に望遠鏡を設置し、隣家の屋根から昇ったところをすぐ撮影する段取りでした。ところが雲が襲来!Ah...万事休す。30分ほどあがいても雲が取れなくて、やがて薄明開始。諦めて撤収しようと何本かケーブルを外していたところ、西の地平からクリアな空が急速に接近していることに気付きました。
晴れるのが早いか、薄明が早いか。既に天体の方向は電線に被っているし、移動の暇もありません。雲が去り明るくなりつつある空でそのまま撮影開始しました。どうにか撮れたのですが、薄明と月明かり、薄雲などの影響でコントラストが弱く、星があるような無いような、消化不良の画像になりました。多少マシかも知れないと、白黒反転高コントラストにしたものが左上画像です。
もともと板垣さんの発見画像もご本人が「ノイズかも?」と報告しているような状態でした。不安定な天候は捜索者泣かせですね。リモートが流行る訳です。
明け方の撮影を待つ間、月を眺めました。シーイングは秋空の乱れがあって見辛いけれど、欠け際がとても魅力的。撮影した中から3枚を下に掲載しておきます。