フライング名月2024/09/17

20240917_15975月
半日ほどフライングですが、名月をお届けします。

本来の名月は名月日付けの夜から翌朝にかけての月を指します。今年は9月17日の日没ごろ昇る月ですが、左の月は同じ17日でも未明の月。前日夕方は皆曇で夜半前は小雨も降ったようですが、夜半過ぎに外を見ると雲間に月が見えます。時々広い雲間があったので機材をセットして待ちかまえてみました。

この画像は17日1時過ぎ頃の撮影で、太陽黄経差は約159.75°、撮影高度は約26.71°、月齢は13.59。雲越しの少ないフレームでの撮影、しかもモザイク処理のため、やや荒れ気味です。光環が出るくらいの空でしたから、これだけ見えたのは寧ろ奇跡。

バイイが顔を出しています。ワルゲンチンもだいぶ明るい。ダーウィンのドームが見えますね。月面A地形は周囲がもうかなり明るくなってました。クラフト連鎖クレーターがちょうど朝で、細い糸のよう。ミニミニ虹の入り江みたいなエディントン。ピタゴラスはすっかり明るく、パスカルは縁だけ明るい。見所いっぱいなのに、雲がそれを許してくれません。

今夜も天気が不安定見たいですが、本来の名月は見えるでしょうか?

今日の太陽2024/09/17

20240917太陽
昨夜から今朝は曇り。朝からは徐々に回復して快晴になりました。気象庁アメダス速報値の本日0時から15時までの集計による夏日地点数は715、真夏日地点数は577、猛暑日地点数は73、酷暑日地点数は0、国内最高気温は福岡県朝倉(アサクラ)ポイントの37.8度。秋彼岸になろうとしているのにこの暑さよ。

20240917太陽リム
左は11時ごろの太陽。南半球で中央に近づく活動領域13825が明るいです。続いて左下リムから13827、13828が入ってきました。また賑やかな南半球になりそうですね。対して、北半球の寂しいこと…。右上に明るいプロミネンスがある他、左端には宙に浮いているものもあります。