メキシコ周辺の地震分布2017/09/24

メキシコ周辺の地震分布
このところメキシコで大きな地震が立て続けに発生しました。ニュースを聞く度、東日本大震災が昨日のことのように思い出され、辛くなってしまいます。

遠い海外の地震は現地の地理が分からないため、最初に地図を見ることが多いでしょう。でも、例えば地図化された震源位置や過去の大地震の分布などなかなか見つからず、もどかしい思いをします。幸いアメリカ地質調査所(USGS)が大規模な震源データベースを公開していますので、この機会にメキシコ周辺の様子を調べてみました。

左図は2010年1月1日0:00から昨日2017年9月23日24:00(UTC)までにこの地図内で発生したマグニチュード4.0以上の地震を、海底地形を含めた地図上に描いたもの。2017年7月19日の記事で日本の南側を描いた地図と同様のものです。地図で白っぽいところは陸部、それ以外は海の下を表します。

メキシコから中米にかけての太平洋側は震源が密集しており、陸側ほど深くなっていますね。2017年9月に発生したM8.1(8日)、M7.1(19日)、M6.1(23日)それぞれは日時表記(世界時)してあります。地図内には震源が7943個ありましたが、この中にマグニチュード6以上の大地震が84件ありました。全てメキシコと言う訳ではありませんが、この地図内では1年平均10回以上起こっていることになります。

コメント

トラックバック