曇りからの晴れ!2023/08/06

20230806_23526月
昨夜から今朝は足早に雲が通過する空。いちおう星月は見えるけれど落ち着いた観察はできそうにありません。でも一か八かのタイミングに賭けて、いつものように月と木星に望遠鏡を向けてみました。左画像は6日2:10頃の撮影で、太陽黄経差は約235.26°、撮影高度は約51.46°、月齢は18.94。欠け際を見るとちょうどアトラスが闇に没し神酒の海の縁まで夕暮れがやってきた状態。フラカストリウスが虹の入り江みたいです。

面白いのはいつも存在感を放つジャンセンがほとんど黒く、かろうじて高い山のみが点々と光っていたこと。いくつか中規模クレーターのセンターピークが同時に光っていたのも興味深い。例えばレーマー、カペラ、ピッコロミニ、スティボリウス等々。また、明るい側で視認し辛いけれど、バイイが半分見えてきました。一週間後、細い月になるころ最大に見えるでしょう。今月は明け方の水平月もあるので楽しみです。

チャンドラヤーン3号は5日に無事月周回軌道に乗った模様。機影を撮りたかったけれど、明け方近くでも月から3°程度しか離れていないところを飛んでいるため諦めました。そろそろ月面画像が送られてくるでしょうか?

20230806木星と衛星
明け方の木星には苦労しました。撮ろうとすると雲がやってきて、諦めると雲が去るという繰り返し。空も白んできたためさすがに止めようと思ったところ、ようやくまとまった晴れ間がやってきました。わずかに雲がかかる時間はあったけれど、いつもの通りの撮影ができました。ただし、背景はかなり明るくなっていました。木星ってこんなに明るい空でも撮れるのですね。

木星単体をいつものように仕上げたのですが、最後に実験的に衛星三つ入りで撮影したショットが美しかったので、衛星付きで仕上げてみました。左がエウロパ、右がイオ(下側)、ガニメデです。ガニメデの大きさが異彩を放っていますね。カリストは左に離れすぎて画角に入りませんでした。

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