アルテミス1・オリオン宇宙船からいくつもの画像が届き始めています。現在宇宙船は月の西側を回り込んで地球と反対の面側へ向かっていますので、月面の多くは地球から見えない地形で、新鮮ですね。

左画像はNASA・アルテミスのFlickrで紹介されてる画像のひとつで、既に報道でもたくさん使われています。当ブログの2022年11月22日記事に掲載した明け方の月と概ね同じ位相の頃に、それぞれ反対側から撮影してますから、明暗境界に共通地形がたくさん見つかります。裏返しの関係ですが、ぜひたどってみてください。

オリオン宇宙船の月画像に何が写ってるか興味があったので特定してみました。この画像を撮影した正確な日時や位置は分かりませんが、概ね右図のような地形位置だろうと思われます。（※ぴったり同じではありません。）

全部書くときりが無いため、理科や数学や社会の時間に聞いたことあるような名前をごく一部だけ左上画像内にも書き出してみました。元画像の月面はかなり白っぽくて分かり辛かったため、月の部分のみコントラストを上げています。ご了承ください。それにしても「東の海」を囲むオリエンタレ盆地って、本当に大きいですねぇ…。東の海やアインシュタイン・クレーターあたりまでは地球からぎりぎり見える範囲です（→2021年12月27日記事参照）。

これから続くだろう月面にどんな光景が写ってるか楽しみですね。

参考：
チャンドラヤーン2号画像をじっくり眺める（2019/09/04）