だんだん欠けてきました ― 2022/01/22
昨夜から今朝も概ね快晴でしたが、ここ数日の中ではシーイングが悪い空でした。幾つかの星を訪ねたあとで南中前の月を観察しました。左は22日2時前の撮影で、太陽黄経差は約222.64°、撮影高度は約61.8°、月齢は18.93。かなりの悪像で、どう処理してもしっくり来ませんでした。
ついこの前満月かと思ったら、早いものでもう4日足らずで下弦です。静かの海や神酒の海まで明暗境界が来ました。月面Kはもう見えず、月面グーは彫りが深くなりました。ジャンセン・クレーターの複雑さが際立っていてすごいです。2ヶ月前ほどではありませんが、今回も東の海がかなり見えていますね。今日明日は同程度、明後日からは次第に見えなくなるでしょう。
しばらく眺めているうち、錯覚とは思いますが、静かの海の一部、ラモントの周囲が大きくくぼんで見えることに気付きました(右画像のピンク円のところ)。本当にくぼんでいるのか、地質の色や明暗差で偶然そう見えるのか、ぱっと見ただけでは分かりません。3ヶ所ありますが、いずれも右が明るく左が暗いという特徴から脳内で凹んでいると認識したようです。以前に2021年4月25日記事で取り上げたアリスタルコス北側のくぼみ?のような感じですね。ですが、違う位相の同じ場所を見てみると影の付き方が変わりませんから、これは太陽光でできた明暗ではなく、地質的な明暗だと推測できます。
ついこの前満月かと思ったら、早いものでもう4日足らずで下弦です。静かの海や神酒の海まで明暗境界が来ました。月面Kはもう見えず、月面グーは彫りが深くなりました。ジャンセン・クレーターの複雑さが際立っていてすごいです。2ヶ月前ほどではありませんが、今回も東の海がかなり見えていますね。今日明日は同程度、明後日からは次第に見えなくなるでしょう。
しばらく眺めているうち、錯覚とは思いますが、静かの海の一部、ラモントの周囲が大きくくぼんで見えることに気付きました(右画像のピンク円のところ)。本当にくぼんでいるのか、地質の色や明暗差で偶然そう見えるのか、ぱっと見ただけでは分かりません。3ヶ所ありますが、いずれも右が明るく左が暗いという特徴から脳内で凹んでいると認識したようです。以前に2021年4月25日記事で取り上げたアリスタルコス北側のくぼみ?のような感じですね。ですが、違う位相の同じ場所を見てみると影の付き方が変わりませんから、これは太陽光でできた明暗ではなく、地質的な明暗だと推測できます。
今日の太陽と金星 ― 2022/01/22
朝からよく晴れています。明け方はマイナス6度くらい冷えたけれど、日中は8度くらいまで上がりました。
左は10:30頃の太陽。活動領域は4ヶ所まで減りました。黒点の所在が分かるのは右下の12927と左下の12934だけです。右下に見えていたダークフィラメントは本格的にプロミネンスとして見えてきましたね。右上リムにも皮が剥がれたようなプロミネンスが出ています。
シーイングがとても悪かったけれど、金星も観察してみました。左は11:10過ぎの撮影で、太陽離角は約20.89°、輝面比は約6.37%、視直径は約57.05″。急速に小さくなっていますが、まだファインダーでも形が分かります。太陽から随分離れたため探しやすくなりました。もう少し大気が安定してくれると嬉しいんですけれど。
左は10:30頃の太陽。活動領域は4ヶ所まで減りました。黒点の所在が分かるのは右下の12927と左下の12934だけです。右下に見えていたダークフィラメントは本格的にプロミネンスとして見えてきましたね。右上リムにも皮が剥がれたようなプロミネンスが出ています。
シーイングがとても悪かったけれど、金星も観察してみました。左は11:10過ぎの撮影で、太陽離角は約20.89°、輝面比は約6.37%、視直径は約57.05″。急速に小さくなっていますが、まだファインダーでも形が分かります。太陽から随分離れたため探しやすくなりました。もう少し大気が安定してくれると嬉しいんですけれど。