天体大集合にスマイル2021/03/19

20210319六日月
夕空の月を追って、とうとう月齢6まで来てしまいました。思い返せば三年前…って、まだ6日目ですが!

さすがに六日月ともなると上弦一歩手前ということで、面積が広くなってかなり明るいですね。静かの海や晴れの海のリンクルリッジがよく見えています。テオフィルス・クレーターのお隣、キリルスとカタリナの間の谷がエグい。こんなに深いのかというくらい見えていました。アルタイ断崖も見頃を迎えつつあります。

今夜の月は既に集会をしているヒアデス星団・プレアデス星団・火星に一段と近づいています。月が明るすぎるので多段階露光コンポジットで仕上げたのが下A画像。アルデバラン・火星・月がスマイルマークを作っていますね。アルデバランと火星は月に比べてかなり暗いので、2008年の月・金星・木星によるスマイルマーク(下B画像)に比べるとインパクトが足りないけれど、にこっと笑う表情は癒やされますね。

19時前には近くを国際宇宙ステーションが通りました(下C画像)。レリーズ不調のためISS軌跡が等間隔でないのはご愛嬌。このとき既に薄雲が空を覆い始めており、厚めの雲も迫っていたことを考えたら、観察できただけでも奇跡と言えましょう。

  • 20210319ニッコリ天体集合

    A.天体集合(2021年3月19日)
  • 20081201・月・金星・木星

    B.月・金星・木星(2008年12月1日)
  • 20210319天体集合+ISS

    C.天体集合+ISS(2021年3月19日)


参考:
夕空低空で月・金星・木星が並びました(2019/11/30)

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