今日の太陽、Xクラスフレア発生2023/01/06

20230106太陽
明け方の彗星観察のころから薄雲が出始めたのに気付きました。その後日が昇ると空全体が薄雲に覆われてしまいました。所々雲の薄いところがあったので、なんとかタイミングを合わせて太陽観察。

20230106太陽リム
左は10:20ごろの撮影。写野に太陽を導入するなり左下リム近くがかなり明るくなっていることに気付きました。(※ここは活動領域13182と採番されました。)調べると、なんと9:57JSTをピークとするX1.22クラスのフレアが発生していたのです。自分の観察はピークからわずか20分後でした。Xクラスは久しぶり。日本から見える時間帯に発生したのは昨年春のころ以来でしょうか。

下にSDOサイトから直後の画像とNOAAサイトからX線フラックスのグラフを引用しました。まるで爆発したように見えますね。このフレアは1時間経っても収まらず、約2時間後の11時JSTでもC6.95レベルでした。その後一旦C1まで下がったものの、12:34ごろC3.6のピークを記録しています。地球側を向いていますから、しばらくは要注意ですね。強いフレアだと電子機器やGPSなどに影響が出そうです。

プロミネンスも活発です。北極域のものはまだがんばっていますよ。

  • 20230106_SDO-AIA131

    A.SDO-AIA131
  • 20230106_X-Rayフラックス

    B.X線フラックス


20230106内暈と幻日
【夕方追記】
低くなった太陽の左右に、小さいけれど色合いがはっきりした幻日と、淡い内暈がみえました。実は朝にも見えたようなんですが、この時間は室内におり、仮に外へ出ていたとしても東は建物が多く、低くい現象では見えなかったでしょう。

そういえば今日は二十四節気の「小寒」。空の上も氷粒で満たされていることでしょう。

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