今夕の本田・ムルコス・パイドゥシャーコヴァー彗星は尾が長い2016/12/28

20161228本田・ムルコス・パイドゥシャーコヴァー彗星(45P)
昼間からかなり透明度が高かったので、夕方に本田・ムルコス・パイドゥシャーコヴァー彗星(45P)を見てみました。最近の日課ですね。薄暮の中で目立つ星がないのでファインディングに苦労しますが、一度写野に捕らえると短時間露光でもはっきり位置が分かるようになりました。すでに7等台になったとのこと。

左は17:37頃から15分間の彗星基準コンポジットで、上が天の北方向、上下画角は約40′。彗星頭部の右下、妙なパターンの光点は至近距離を通過した飛行機です。危うく台無しになる所でした。明るい彗星頭部から東北東(左やや上)に長い尾が伸び、画像左端に届いていますね。頭部近くは細長いV字型に広がっているように見えます。海外で撮影された素晴らしい画像を見ると少なくとも1.5°の尾が確認できますから、実際はこの画像の倍以上伸びているのです。うーん、関東平野の市街地ではこれが限界かなあ…。

ネオワイズ彗星(C/2016U1)も8等前半に突入しました。朝夕に8等以上の彗星ってすごくないですか!?体力が持たない…(笑)。しかし間もなく両彗星とも我が家の敷地からは障害物で見えなくなる予定です。

参考:
本田・ムルコス・パイドゥシャーコヴァー彗星(45P)に関係する記事(ブログ内)

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