さそり座に7等台の明るい新星出現2024/02/11

20240211_PNV J18025353-2914151 と PNV J17261813-3809354
10日5:15JSTごろ、オーストラリアのAndrew Pearceさんがさそり座に7.3等の明るい新星候補天体を発見したそうです。同じ天体は10分余り前に茨城県の桜井幸夫さんも独立発見した模様。オーストラリアからは高度40°を越す位置ですが、茨城からは10°に達しない超低空のため、両者ともお見事な発見です。

昨夜は夜半まで少し雲が行き交っていましたが、未明から明け方は良く晴れました。薄明時の低空では我が家から手が出ませんが、明るい天体なので小さいカメラで写るかもと思い、小型赤道儀を抱えて見晴らし良いところまで30分ほど徒歩移動、撮影してみました。調べると1月28日6時前に三重県の中村祐二さんがいて座に発見した9.7等の新星に近かったので、同一写野にフレーミングしてみました(左上画像/上が天頂方向)。

今回発見された右側のPNV J17261813-3809354はとても明るく、さそり座のしっぽのところですぐ分かりました。いっぽう中村さんのPNV J18025353-2914151のほうは暗くなっており、赤っぽい星がようやく写っている状態。発見以降ずっと低かったので、ようやく撮れてひと安心。今朝のこの画像も撮影時の中心高度は約10°で、すぐ下に林のシルエットが触っている状況した。ATel#16428および#16440によると両方とも古典新星とのこと。銀河の中心近くのためか、薄明中のお手軽撮影でもしっかり天の川が写っています。

今日の太陽2024/02/11

20240211太陽
朝から快晴でしたが、昼前から少しずつ雲が増えてきました。上空に寒気が流れ込み、どうやら今夜は大気が不安定なようです。

20240211太陽リム
左は10:40ごろの太陽。一昨日の強いフレアを含め一連の活発なフレア活動が続いています。今日も8:07JSTごろをピークとしたM9.04クラスフレアが発生しました。場所は中央右下寄りに移動した活動領域13576です。M9クラスはほぼXクラスなので、地球へ向いた強いフレアと言うことになるでしょう。SOHO画像のSnow Stormは今日も続いていました。

20240211_GOESX線フラックス
左はNOAA-GOES衛星によるX線フラックスのグラフ。8日0:00UTから本日昼過ぎまでの変化が描かれています。Mクラス以上のピークが今日のものを含め9回起こっていますね。活動領域が少ない面があるかと思えば、こんなふうに活発な時期もやってきて、本当に気まぐれですねぇ…。