2022年の観察納め ― 2022/12/31
一日雲が多かった大晦日でしたが、夕方からはよく晴れました。シーイングは悪いものの宵の月が空高く見えていましたので、今年の撮り納め、観察納めとして眺めてみました。
左は19時前の撮影で、太陽黄経差は約106.45°、撮影高度は約62.14°、月齢は7.98。すっかり明るくなったけれど、一晩前に姿を現した月面X&LOVEの各地形が辿れます。アペニン山脈の凸凹が素晴らしく立体的に見えました。左画像では少し見づらいけれど、直線壁もちょうど朝を迎えてはっきり見えました。もう少し早いタイミングだったらマギヌス・クレーターのRay現象が見えたことでしょう。
12月30日から明日1月1日まで、ヒラヤマ・クレーターが地球側にかなり顔を見せている予報なので、詳しく調べてみました。このため今回の撮影はいつもより少し大きな望遠鏡を使っています。スミス海付近を丹念に見てゆくと、リムぎりぎりのところにわずかな陰りがあり、位置や大きさを照合すると間違いなくヒラヤマ・クレーターでした。大気の揺らぎが大きいため付近のサテライトクレーターまでは解像せず、よく分かりません。でも下A画像に書いたヒラヤマの位置にぎゅっと詰まっているはずです。同じ日本人の名を持つナオノブ・クレーターも一緒に見えましたので下A画像に入れてあります。
前後しますが2時間ほど前には夕空で離れつつある金星と水星も観察(下B画像)。もう水星は双眼鏡ですら難しくなってしまいました。7日後に内合を迎えますから仕方ありませんね。と言うことで、宵空の天体観察が2022年の見納めとなりました。
左は19時前の撮影で、太陽黄経差は約106.45°、撮影高度は約62.14°、月齢は7.98。すっかり明るくなったけれど、一晩前に姿を現した月面X&LOVEの各地形が辿れます。アペニン山脈の凸凹が素晴らしく立体的に見えました。左画像では少し見づらいけれど、直線壁もちょうど朝を迎えてはっきり見えました。もう少し早いタイミングだったらマギヌス・クレーターのRay現象が見えたことでしょう。
12月30日から明日1月1日まで、ヒラヤマ・クレーターが地球側にかなり顔を見せている予報なので、詳しく調べてみました。このため今回の撮影はいつもより少し大きな望遠鏡を使っています。スミス海付近を丹念に見てゆくと、リムぎりぎりのところにわずかな陰りがあり、位置や大きさを照合すると間違いなくヒラヤマ・クレーターでした。大気の揺らぎが大きいため付近のサテライトクレーターまでは解像せず、よく分かりません。でも下A画像に書いたヒラヤマの位置にぎゅっと詰まっているはずです。同じ日本人の名を持つナオノブ・クレーターも一緒に見えましたので下A画像に入れてあります。
前後しますが2時間ほど前には夕空で離れつつある金星と水星も観察(下B画像)。もう水星は双眼鏡ですら難しくなってしまいました。7日後に内合を迎えますから仕方ありませんね。と言うことで、宵空の天体観察が2022年の見納めとなりました。



