天気下り坂なのに安定していた火星2022/12/13

20221212火星
昨夕まで快晴続きだったものの、日没頃から雲が出始めていました。予報通り下り坂だろうと思って夜の天体観察は諦めていたのですが、思いがけず夜半までは急な変化がなく、薄雲が押したり引いたりという感じ。そこで、タイミングを見計らって火星と月を観察することに。

機材を外気になじませたあと22:30頃から火星を見ると、最初薄雲がかかっていてシーイングも悪かったのに、みるみる改善して行きました。模様もはっきり分かります。冬独特の大気の震えがあるのに、夏みたいな見え方…。不思議なこともあるもんだと感じました。いつも暴れているガイドも安定し、あまりにいい感じなので、月観察は半ば諦めて火星に時間を割きました。

早いもので最接近から10日以上、衝からは3日過ぎようとしています。少しずつ小さくなり始めた火星ですが、今の半分の視直径になる来年3月頃までは楽しめそう。安定したシーイングが望まれます。雲が目立ち始めたところで観察終了しましたが、そのあと一気に雲が多くなりました。この時点で月は電線群から出たばかりだったので、火星観察を早く切り上げても間に合わなかったことでしょう。一天体に集中しておいて良かった…。観察から6時間後にはしっかり雨が降りました。

撮影中何度も空を見上げ、ふたご座流星群と思われる群流星をふたつ見つけました。来年2023年のふたご群は新月期なので、一晩中楽しめそうです。

ひまわり8号から9号へバトンタッチ2022/12/13

20221213-1400JST気象衛星ひまわり
本日14時、気象衛星ひまわりの観測が8号から9号へバトンタッチされました。8号は引き続き現場に留まり、9号のバックアップとして待機状態で控え続けます。両基は同時期に作られたため共に耐用年数が同じですから、打ち上げの前後に関わらず同じときに最期を迎えるでしょう。

左は切り替わった14時の全球画像(元画像:RAMMB/画像処理は筆者)。スムーズにつながるだろうかといくつかのサイトをモニターしていました。気象庁サイトは切り替え直後に14時より前が表示されなくなりましたが、その後シームレスに表示されるようになりました。当然ながら位置ずれなどはありません。いっぽうNICTのひまわり8号リアルタイムWebサイトは切り替え前13:50画像以降から表示できなくなりました。

当サイトでよく利用しているCIRA/RAMMBでは切り替え前後もスムーズでしたが、選択データ表記がHIMAWARI-8のままです。データサーバーを分けていないのか、それともひょっとしたら14時以降も8号データをダイレクトに受信して表示しているのか、定かではありません。(切り替えても8号をすぐに切ったりしないでしょうから。)このサイトはひまわりはもとより、GOESシリーズやMeteosatシリーズなど仕様が近い静止衛星を同じインターフェースで閲覧可能なので大変便利です。

とにもかくにも、これから7、8年ほどお世話になる9号。がんばってほしいものです。

参考:
気象衛星ひまわりが交代します(2022/12/03)