45Pを少しだけ拡大撮影してみる2022/05/29

20220528_45P
昨夕日没の時点で空の三分の一が雲に覆われた状態でした。ときおり強めの風が吹き、迷ったのですが、万が一の可能性にかけて本田・ムルコス・パイドゥシャーコヴァー彗星(45P)を撮影する準備を始めました。

ほんの少し彗星高度が出てきたため、二階ベランダで行っていた撮影を思い切って一階へ移動、それに伴い機材も180mmから500mmへ変更してみました。建物が邪魔で極軸は合わせられませんが、短時間露出ならしのげるはず。

左は10秒露出×51コマのコンポジット。撮影時彗星高度は約12.5°で建物や電線すれすれでしたが、どうにか彗星を捉えることができました。うっすらと緑色をしたコマが確認できたのは嬉しい。少し暗くなってきたかな、という感触…。撮影中に西空はずっと晴れていたものの、少し経つと空全体が薄い雲に覆われてしまいました。このまま梅雨になってしまいそうなお天気ですが、もう何回か狙えると良いなと思っています。

今日の太陽2022/05/29

20220529太陽
明け方前に少し雲がありましたが、夜明けの空を飾っていた木星と火星の大接近を肉眼で拝むことができました。朝からはよく晴れ、南寄りの風が更に暑さを運んできました。全国的に暑かったようで、15時時点のアメダス集計では夏日地点は624、真夏日地点は251、猛暑日地点は栃木県佐野と群馬県上里見の2箇所となっています。

20220529太陽リム
左は13:20過ぎの太陽。中央に寄りつつある活動領域13023が目立ちます。また黒点はほぼ分からないものの13019や13021のプラージュも明るいですね。プロミネンスは右下の賑やかさが続いています。左下の淡くて高いものも気になりますね。