今日の太陽2021/10/23

20211023太陽
昨日は冷たい雨の一日。夜には止みましたが、夜半まで雲が残りました。でも2時頃から明け方にかけて快晴に転じ、朝からも雲ひとつ無い青空です。明け方の最低気温が7度だったので、本日の二十四節気「霜降」に相応しい朝となりました。真っ白な富士山がよく見えます。

20211023太陽リム
左は9:30前の太陽。活動領域12886の黒点がだいぶ中央に寄ってきました。左下には明るいプラージュと黒点が入り乱れた新たな領域が登場しています。かなり活発そうで、昨日のX線フラックスはBクラスからCクラス手前のあたりを上下していました。

20211022-2230UT-SOHO-C3
これに呼応しているのか分かりませんが、太陽観測衛星SOHOのLASCO-C3画像を見ると左下に向かって強いコロナが見えます。同緯度のすぐ裏側(地球から見えないギリギリのあたり)にも活発な領域が確認できるので、どちらかの活動が起因していると思われます。

地上は寒くなってきたけれど、太陽活動は“熱い”ですね!

本日夜はセンタームーンです2021/10/23

2021年センタームーン
お忘れの方も多いと思いますからメモがてら書いておきます。今夜23日夜に登った月、正確には明日24日未明(2:30ごろ)に見える月は「センタームーン」です。特に北海道南部に近い地方では「パーフェクト・センタームーン」になります。(※24日夜ではありませんのでお間違えなく。)パーフェクト・センタームーンとは「秤動が緯度方向にも経度方向にも全く振れていない月」のことで、かなり稀な状態と言えるでしょう。

左の2021年パーフェクト・センタームーン・マップ(→2021年5月6日記事掲載地図を拡大)を見ると、北海道山越郡長万部町で24日2:31ごろの月がほぼパーフェクト・センタームーンですね。長万部町町役場位置・標高0mで計算すると、測心緯度秤動が0.00182°、測心経度秤動が0.00342°と極めて小さい値を示しました。(秤動量=ズレの量は0.00387°→今日の金星視直径より狭い!!)

同一時刻・標高0mで統一した場合、長万部町から約763.2km離れた東京の日本経緯度原点では測心緯度秤動が-0.10186°、測心経度秤動が0.01245°(秤動量:0.10262°)、約2149.3km離れた沖縄の県庁で計算しても測心緯度秤動が-0.22985°、測心経度秤動が0.19000°(秤動量:0.29821°)です。国内ならば24日2:30頃の月は見かけの中心と月面座標原点との差がほとんど無いと考えて良いでしょう。ちなみに光条が目立つコペルニクス・クレーターの直径緯度差がだいたい3°くらいですから、沖縄の秤動量0.298°という値は「コペルニクス・クレーターの1/10くらい」に相当します。パーフェクト・センタームーンラインから2000km以上離れて観察しても「かなり小さいクレーター直径程度」しか位置差が無いという訳ですね。

これを逃すと少なくとも5年以上はセンタームーンが見えません。晴れたらぜひ確認してくださいませ。どうぞお見逃しなく!

参考:
センタームーンを観よう・Part1(2021/05/05)
センタームーンを観よう・Part2(2021/05/06)
センタームーンを観よう・補足(2021/05/13)