板垣さん発見の突発天体や岩本彗星の観察2020/01/20

20200120_TCP J12355225+2755554(NGC4559)
IAUのCBATによると、山形県の板垣公一さんが1月16日夜と18日夜半過ぎに、それぞれ突発天体を発見したとのこと。前者はM31・アンドロメダ銀河、後者はかみのけ座の系外銀河NGC4559です。NGC4559のほうはこれまでも不定期に増減光していた同一のLBV天体(Luminous Blue Variable)のようです。

どちらも17等台と暗かったため早い内に撮影をと思っていましたが、運悪く悪天続き。昨夜夜半前にようやく晴れてきたので、やっと望遠鏡を向けることができました。ただ、既にM31は低くなっており、一応撮影したもののそれらしい星は見つかりませんでした。もう暗くなってしまったのでしょう。いっぽうLBVのほうは辛うじて写ってくれました(左画像)。

この天体の増光は板垣さんご自身もこの5年間に5回ほど発見しているようです。前回は昨年6月頭で、今回より少し明るい16.7等でした。

今朝にかけて比較的透明度が高かったため、合間を縫って彗星を二つ撮影。ひとつは下A画像のシューメーカー第3彗星(155P)。もう光度が下がっているはずなのに、まだ尾を伸ばしているのが分かります。もうひとつは下B画像の岩本彗星(C/2020 A2)。4日前に撮影したときよりわずかに高度が上がっただけですが、写りは数段良くなりました。低空はシーイングやモヤなど気象の影響を受けやすいですからね。これからも少しずつ条件が良くなりますので、できるだけ追いかけてみようと思います。

  • 20200120シューメーカー第3彗星(155P)

    A.シューメーカー第3彗星(155P)
  • 20200120岩本彗星(C/2020 A2)

    B.岩本彗星(C/2020 A2)


今日の太陽2020/01/20

20200120太陽
昨夜は夜半前から快星になり、そのまま夜が明けました。朝からも良い天気が続いています。週の後半は崩れるみたいですから、貴重な晴れ間ですね。

20200120太陽リム
左は11:20頃の太陽。活動領域はありません。プロミネンスも小さなもの以外見えません。このところずっと静穏な太陽面です。

今日は二十四節気の大寒。「日本最低気温の日(2020年現在は1月25日)」にも近く、一年の中で気温の底を感じるシーズン。…のはずですが、今年は異常なほど暖かくなっているのはご存じの通り。「スキー場に雪がない」「氷の名所が凍ってない」といったニュースが日々流れています。当地・茨城には冬の氷瀑で有名な袋田の滝があるけれど、今年は凍るかな…?微妙なところ。

下の図は気象庁サイトからの引用で、12月31日から1月19日までの20日間気温平均の平年差。2018年から2020年までの三年間、同じ期間の図です。自然のことですから毎年少々の差が出ることは当たり前なのですが、こうも極端だと体がまいってしまうし、農作物を始め、水資源を利用する私たちの暮らしや様々な産業に少なからずダメージが出ます。

本日は日差しが強く感じ、実際に関東各地で最高気温が十数度に達しました。過ごしやすいけれど、しっぺ返しが怖いですね。

  • 気温の平年差(20171231からの20日間平均)

    A.2018年1月19日までの
    20日間気温平均平年差
  • 気温の平年差(20181231からの20日間平均)

    B.2019年1月19日までの
    20日間気温平均平年差
  • 気温の平年差(20191231からの20日間平均)

    C.2020年1月19日までの
    20日間気温平均平年差