岩本彗星がソンブレロ銀河に接近 ― 2019/02/03
帆曳船のような形のからす座とおとめ座のスピカの中間付近に、メジャーな銀河があります(左画像)。あだ名は「ソンブレロ銀河」。
ソンブレロとは、ドンタコスのおじさんたちがかぶっていたメキシコ伝統のつば広帽子。M天体のひとつとして104という番号が付いています。エッジオンタイプで、中央に暗黒帯が横切っている特徴的な姿ですね。かつて銀河も「星雲」と呼ばれていた時代がありました。アンドロメダ大星雲、ソンブレロ星雲…そういった呼び方のほうが、私の中ではしっくりきます。
M104は初心者が使う小さな望遠鏡だと見えるか見えないかギリギリの光度。駆け出しの頃にたくさんバイトして買った小さな望遠鏡でソンブレロ星雲を懸命に探したことが、とても懐かしく思い出されます。暗黒帯まで見える日と見えない日とがあって、空のコンディションを測る目印にしていました。
実は今朝方、岩本彗星(C/2018Y1)がソンブレロ銀河に約2.5°まで接近していました。どうにか両天体を一緒にカメラに収められないかと思い、無理矢理スケジュールを組んで撮影してみました。互いに小さな天体ですが、光度差はあまりないのでバランス良く写ってくれました。画像右寄りに小さく見えているソンブレロ、分かりますか?
今夜も離角2°を割り込むくらいまで接近していますが、あいにく天気は下り坂。観察は難しいでしょうか…。みなさんが幸運にも快星に恵まれたなら、両天体を一気見して楽しんでくださいね。
参考:
岩本彗星(C/2018Y1)に関係する記事(ブログ内)
ソンブレロとは、ドンタコスのおじさんたちがかぶっていたメキシコ伝統のつば広帽子。M天体のひとつとして104という番号が付いています。エッジオンタイプで、中央に暗黒帯が横切っている特徴的な姿ですね。かつて銀河も「星雲」と呼ばれていた時代がありました。アンドロメダ大星雲、ソンブレロ星雲…そういった呼び方のほうが、私の中ではしっくりきます。
M104は初心者が使う小さな望遠鏡だと見えるか見えないかギリギリの光度。駆け出しの頃にたくさんバイトして買った小さな望遠鏡でソンブレロ星雲を懸命に探したことが、とても懐かしく思い出されます。暗黒帯まで見える日と見えない日とがあって、空のコンディションを測る目印にしていました。
実は今朝方、岩本彗星(C/2018Y1)がソンブレロ銀河に約2.5°まで接近していました。どうにか両天体を一緒にカメラに収められないかと思い、無理矢理スケジュールを組んで撮影してみました。互いに小さな天体ですが、光度差はあまりないのでバランス良く写ってくれました。画像右寄りに小さく見えているソンブレロ、分かりますか?
今夜も離角2°を割り込むくらいまで接近していますが、あいにく天気は下り坂。観察は難しいでしょうか…。みなさんが幸運にも快星に恵まれたなら、両天体を一気見して楽しんでくださいね。
参考:
岩本彗星(C/2018Y1)に関係する記事(ブログ内)