快晴の夕暮れに惑星を見る2016/08/25


20160825薄明光線
今日は昨日よりずっと安定した天気になりました。昼過ぎまで大きな積雲が入れ替わり頭上を覆いましたが、全天くまなく雨雲…といった昨日までの状況と明らかに違います。外出から戻る途中の夕方の空に雲はほとんどなく、素晴らしい快晴です。日没後には盛大に薄明光線・反薄明光線が空を埋め尽くしました(左画像)。

昨日うまく撮影できなかった惑星たちを捕らえようと、明るい内からカメラをベランダに出して待ち構えます。ほどなく金星が、続いて木星が見えてきました(下A画像)。時刻は18:30。まだたっぷり明るいですが、高いほうの木星ですら高度10°なので早く撮影しないと沈んでしまいます。近くの水星は内合まで3週間足らずなので1.5等まで暗くなっており、写りませんでした。下A画像で、中央やや左上が木星、中央やや右下が金星、飛んでるシルエットはコウモリです。撮影時の金星・木星離角は約2.5°。27日から28日にかけて両惑星は超接近を起こしますのでお忘れなく!

暗くなる19:30ごろまで待って、今度は南天の火星、土星、アンタレスにもカメラを向けました(下B画像)。光害たっぷりの街中なので十分な露出はできませんが、昨日よりずっと微光星まで写っています。写した範囲は昨日の記事とほぼ同じなので、参照してください。火星とアンタレスの拡大も撮ってみました(下C画像)。180mm+APS-Cノートリミングです。昨日より若干離れましたね。なお火星とアンタレスの赤さが分かるよう、にじみフィルターを使った撮影です。

  • 20160825金星と木星

    (A)金星と木星
  • 20160825火星・土星・アンタレス

    (B)火星・土星・アンタレス
  • 20160825火星とアンタレス

    (C)火星とアンタレス(拡大)

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