次第に晴れ上がる夜空であれこれ観察 ― 2023/03/11
昨宵は少し雲が出ており、相変わらず白く霞んだ空でした。いくつかの天体を観察・撮影したあと、少し経って隣家の屋根から登ってきた月を見てビックリ。カラフルなスギ花粉光環を纏っていました(左画像)。笑っちゃうほど濃かったので、ズームデジカメで記念撮影。赤い環の三重目まで確認できます。画像左上の明るい星はζVir。また屋根のシルエットに隠されていますが、月のすぐ右側にスピカが並んでいました。
近年は花粉症の症状がかなりひどいため、この時期は昼も夜も憂鬱です。花粉光環は現象として綺麗なのだけど、恐ろしく感じますね。しばらく耐え忍ぶしかありません。
日付が本日11日になり、南中に近くなった月を眺めました。左は1:20ごろの撮影で、太陽黄経差は約216.06°、撮影高度は約42.92°、月齢は18.39。不思議なことに夜半前から透明度が爆上がりし、花粉光環はほとんど見えなくなりました。(※花粉が少なくなったと言う意味ではありません。)月があっても空が真っ白でない夜は久しぶりです。ただシーイングは全くダメで、月面の細かな部分は全く解像しませんでした。
東側の明暗境界に月面K地形がはっきり見えています。ベトタイミングでした。K地形における太陽高度は約0.454°。日暮れ直前ですね。ジャンセンあたりはちょうど良い見え具合。いっぽうひと晩前に綺麗に見えたレイタ谷はほぼ真っ暗になりました。
明け方に国際宇宙ステーションが天頂近くを通る予報だったので、見てみました。若田宇宙飛行士が搭乗期間を終え、5ヶ月ぶりに本日ISSを離れ、明日12日に地球へ帰還予定です。例の冷却剤漏れがあったため予定が狂ったままだったのですが、ひとまず安心と言うことでしょうか。
ISSは近くに輝いていたアルクトゥルスより明るく、南東へ飛び去る経過も高度15°位の建物に隠れるまではっきり見えていました。関東では来週16日、今度は宵空で天頂通過が見える予定です。それにしても…明るい人工衛星があきれるくらい多いなぁ。もはやISSの輝きは希少価値も無くなりましたね。
近年は花粉症の症状がかなりひどいため、この時期は昼も夜も憂鬱です。花粉光環は現象として綺麗なのだけど、恐ろしく感じますね。しばらく耐え忍ぶしかありません。
日付が本日11日になり、南中に近くなった月を眺めました。左は1:20ごろの撮影で、太陽黄経差は約216.06°、撮影高度は約42.92°、月齢は18.39。不思議なことに夜半前から透明度が爆上がりし、花粉光環はほとんど見えなくなりました。(※花粉が少なくなったと言う意味ではありません。)月があっても空が真っ白でない夜は久しぶりです。ただシーイングは全くダメで、月面の細かな部分は全く解像しませんでした。
東側の明暗境界に月面K地形がはっきり見えています。ベトタイミングでした。K地形における太陽高度は約0.454°。日暮れ直前ですね。ジャンセンあたりはちょうど良い見え具合。いっぽうひと晩前に綺麗に見えたレイタ谷はほぼ真っ暗になりました。
明け方に国際宇宙ステーションが天頂近くを通る予報だったので、見てみました。若田宇宙飛行士が搭乗期間を終え、5ヶ月ぶりに本日ISSを離れ、明日12日に地球へ帰還予定です。例の冷却剤漏れがあったため予定が狂ったままだったのですが、ひとまず安心と言うことでしょうか。
ISSは近くに輝いていたアルクトゥルスより明るく、南東へ飛び去る経過も高度15°位の建物に隠れるまではっきり見えていました。関東では来週16日、今度は宵空で天頂通過が見える予定です。それにしても…明るい人工衛星があきれるくらい多いなぁ。もはやISSの輝きは希少価値も無くなりましたね。





