月とアンタレスが接近 ― 2026/01/15
本日明け方に月とアンタレスが約1.5°まで接近し、とても素敵な夜明けを演出してくれました。
数日前の天気予報では夜半前から雲が多めだったので諦めていたのですが、当日になってあまり雲が出てないことに気が付きました。ひょっとしたら見えるかもと準備。月が登ったころは低空の雲越しではっきりしなかったけれど、薄明が始まったころには雲の上まで高度を上げてくれました。左は5:50ごろの撮影。どこに何が写っているかは右下マーカー付き画像をどうぞ。
先日起きたレグルス掩蔽と同様に、アンタレスも掩蔽される可能性がある1等星です。今回もオーストラリアなどでアンタレス掩蔽になりました。日本で見えた直近のものは2023年9月21日でしたね。この先しばらくは今回のように月がアンタレスの南側を通るため、日本から見えるアンタレス掩蔽はありません。それどころか、3月2日のレグルス掩蔽以降、2032年4月25日のスピカ掩蔽まで1等星の掩蔽は起こらないのです。
今回並みに月がアンタレスに接近するのもなかなか起きなくて、2027年3月27日や6月17日くらいでしょう。「近くに見える」程度なら毎月のように起こりますが、接近と呼べるのは意外に少ないですね。月軌道が少しずつ変化し、再びアンタレス掩蔽が日本で見えるのは2042年3月14日明け方です。みなさんが元気に天文活動を続けていたらぜひご覧ください。
参考:
レグルス接食掩蔽情報(2026/01/06)
雲越しのアンタレス掩蔽(2023/09/22)
晴れてほしいアンタレス掩蔽(2023/09/20)
数日前の天気予報では夜半前から雲が多めだったので諦めていたのですが、当日になってあまり雲が出てないことに気が付きました。ひょっとしたら見えるかもと準備。月が登ったころは低空の雲越しではっきりしなかったけれど、薄明が始まったころには雲の上まで高度を上げてくれました。左は5:50ごろの撮影。どこに何が写っているかは右下マーカー付き画像をどうぞ。
先日起きたレグルス掩蔽と同様に、アンタレスも掩蔽される可能性がある1等星です。今回もオーストラリアなどでアンタレス掩蔽になりました。日本で見えた直近のものは2023年9月21日でしたね。この先しばらくは今回のように月がアンタレスの南側を通るため、日本から見えるアンタレス掩蔽はありません。それどころか、3月2日のレグルス掩蔽以降、2032年4月25日のスピカ掩蔽まで1等星の掩蔽は起こらないのです。
今回並みに月がアンタレスに接近するのもなかなか起きなくて、2027年3月27日や6月17日くらいでしょう。「近くに見える」程度なら毎月のように起こりますが、接近と呼べるのは意外に少ないですね。月軌道が少しずつ変化し、再びアンタレス掩蔽が日本で見えるのは2042年3月14日明け方です。みなさんが元気に天文活動を続けていたらぜひご覧ください。
参考:
レグルス接食掩蔽情報(2026/01/06)
雲越しのアンタレス掩蔽(2023/09/22)
晴れてほしいアンタレス掩蔽(2023/09/20)
天リフさんによるレグルス接食・簡単集計 ― 2026/01/07
今日未明に九州の一部で見えたレグルスの接食掩蔽。天文リフレクションズさんによるYouTube配信結果を元に大雑把ですが集計してみました。
配信のタイムマークで測り、レグルスの潜入・出現を破線として月縁図に描くと左図の水色線のようになります。ゼロライン(平均月縁で接食になる地点)から観測地までの距離が約940mとのことなので、縦軸940mの位置に水色線がひいてあります。線が途中で何ヶ所か途切れてますね。これは月縁の凸凹にレグルスが隠されたり、また見えたりした様子を時系列で反映しています。
黄色メッシュで描かれた月縁地形は月周回無人衛星LROの観測を元にしたもので、こうした凸凹のシミュレーションは皆既日食のベイリービーズ予報などにも利用されています。あくまでデータに基づく地形モデルですから、正確無比と言うわけではありません。細かい地形など観測に引っかからないものや高度データに誤差を含む場合もあります。
赤矢印の小さな山に隠されたと思われる1秒ほどの潜入が見えたことは素晴らしい成果。配信時計や観測位置の不正確さなど改善点はありますが、気軽に実践した観測でもこのように遠くの月の地形が分かってしまうのが実に愉快ですね。二ヶ月後の3月2日にも夜間に見えるレグルス接食掩蔽が鹿児島県で起こります。またある程度明るい恒星の接食は全国各地で起こっており、天文年鑑などに掲載されています。お近くでチャンスがあればぜひ観察してみてください。
配信のタイムマークで測り、レグルスの潜入・出現を破線として月縁図に描くと左図の水色線のようになります。ゼロライン(平均月縁で接食になる地点)から観測地までの距離が約940mとのことなので、縦軸940mの位置に水色線がひいてあります。線が途中で何ヶ所か途切れてますね。これは月縁の凸凹にレグルスが隠されたり、また見えたりした様子を時系列で反映しています。
黄色メッシュで描かれた月縁地形は月周回無人衛星LROの観測を元にしたもので、こうした凸凹のシミュレーションは皆既日食のベイリービーズ予報などにも利用されています。あくまでデータに基づく地形モデルですから、正確無比と言うわけではありません。細かい地形など観測に引っかからないものや高度データに誤差を含む場合もあります。
赤矢印の小さな山に隠されたと思われる1秒ほどの潜入が見えたことは素晴らしい成果。配信時計や観測位置の不正確さなど改善点はありますが、気軽に実践した観測でもこのように遠くの月の地形が分かってしまうのが実に愉快ですね。二ヶ月後の3月2日にも夜間に見えるレグルス接食掩蔽が鹿児島県で起こります。またある程度明るい恒星の接食は全国各地で起こっており、天文年鑑などに掲載されています。お近くでチャンスがあればぜひ観察してみてください。
レグルス接食掩蔽情報 ― 2026/01/06
本記事は大量のデータを内包しているため、回線が細かったりPC処理能力が弱いと表示がもっさりします。ご注意ください。
今夜(6日25時ごろ〜=7日1時ごろ〜)、しし座の1等星レグルスが月に隠される掩蔽現象が起こります。掩蔽を起こす1等星はレグルスのほかアンタレス、スピカ、アルデバランの四つが知られています。日本から夜に見えた1等星掩蔽としては2024年12月25日のスピカ以来ですね。月に隠される現象を「食」と言う方も多いですが、正しくは掩蔽と言います。(食は天体の『影』に隠される現象を指します。)
今回国内では九州の一部や南西諸島で見えないものの、大部分で観察可能です。特に九州を横断するラインでは接食掩蔽(グレージング:Grazing lunar occultation)になる予報です。天文リフレクションズさんによるYouTube配信が予定されているとのことなので楽しみに待ちましょう。(追記:配信後の映像を使って集計した結果はこちらをどうぞ。)
どのあたりで見えるか地図化しましたので、直前ながら掲載しておきます。今回もOccultという掩蔽計算アプリに自作プログラムを加味して各種データを算出しました。また九州での月縁図を左上に掲載しました。縦軸のkmがゼロライン(地図の赤い線)からの距離に対応、横軸は時間経過(分)で、黄色のメッシュで表現された月縁の地形によってどのように隠されるかが分かります。場所を選べば2、3回の潜入・出現が楽しめそうですね。(注:この月縁図は東経130.5°のゼロライン上におけるものです。月縁は観察場所によって若干変化するのですが、九州限定かつ精密観測が目的でないなら、本記事掲載のもので十分です。)
月縁図と地図の見方・使い方は地図下の説明をお読みください。予報時刻は目安なので、これにとらわれず数分程度の余裕を持って観察しましょう。
掩蔽や接食のとき、地上からどう見えるかという図はたくさん見つかるけれど、こうした接食地図のようなものをめっきり見かけなくなりました。明るい星の接食掩蔽は大変貴重で、限界線はどこなのかと言う情報も極めて大事です。お近くの方は時計片手に観察してみてください。正確な時刻付きの動画で記録しておくと良いですよ。
今年は3月2日および5月23日にもレグルス掩蔽が起こります。5月の回は昼間の現象ですが、3月の回(皆既月食前夜!)は20時台に観察可能で、これまた九州南部で接食掩蔽になります。お楽しみに。
- 赤線はゼロライン(平均月縁がレグルスに接して見える観測地)です。この位置を基準にプラスマイナス2kmまで、0.5km間隔で線が引いてあります。線をクリックすると「+2.0km」などとポップアップ表示されます。
- +○○kmという距離のプラス符号は、月中心に対して恒星が離れる方向です。今回は南限(月の南縁)で起こるので、プラス方向(ゼロラインの南)に離れるほどレグルスが月から南へ外れます。反対にマイナス方向(ゼロラインの北)で観測するとレグルスが月に深く隠されます。
- どこで見たら良いかは月縁図を対応付けてご覧ください。縦軸の目盛と地図のラインのプラスマイナスが対応しています。横軸は時間経過(単位は分)で、左に離れるほど予報より前、右ほど予報より遅い時間です。月を止めて考えると恒星が左(東)から右(西)へ移動しますから、見たまんまの時間経過になります。
- 黄色のメッシュ状に描かれているのが月縁の山々です。接食掩蔽ではこの山に隠されれば恒星が消え、谷から出れば光って見えます。重星では片方だけ隠されるケースもあります。今回は月の暗い側で起こりますからとても見やすいグレージングです。(注:月縁図はUT表記のため、タイトルがJan 6になってます。)
- 例えばゼロライン上で観測すると、図の真ん中を左右に横切る線に沿って月に対してレグルスが左から右へ移動するように見えます。つまり予想時刻の約2分20秒前に隠され、予想時刻の約1分後に現れます。
- いっぽう+1kmライン上の観測では違った見え方になります。二つの山と一つの谷を通過するので、二回の潜入・出現が楽しめます。広域に分布した複数人で観測して正確な時間を計って図化すると、山の形を浮き上がらせることができます。これがグレージングの醍醐味ですね。近年では小惑星の形を調べるのにもよく使われる手法です。
- ゼロライン上に経度0.05度間隔でドーナツ型のアイコンがあります。クリックすると各種データが表示されます。眺めるだけなら緯度経度と予報時刻だけ確認すれば大丈夫でしょう。地図はGoogleMap同様にドラッグ移動できます。
SWAN彗星・いて座新星を捕獲 ― 2025/09/28
昨夕は予報よりも雲が少なくて、晴れ間が持ちそうでした。貴重なチャンスなので宵の超低空にいるはずのSWAN彗星(C/2025 R2)を探すことにしました。とは言え明るい薄暮中だと眼視で導入が無理そうなので、まず目視できる月をカメラでとらえ、暮れて行く空に合わせて赤経差・赤緯差で限界等級の星を辿る高効率スターホッピング作戦にしました。とにかく1秒でも惜しい、時間との戦いなのです。(※宵の西空では、薄暮が進むと限界等級が上がるいっぽうで、待ってる間に高度が下がると限界等級が下がるジレンマがあります。)
まだ明るい日没20分後(17:50前)に作戦開始。400mm(Askar FRA400)+APS-Cセンサの画角で月導入。月縁を使い写野の東西南北を合わせます。同一写野にπScoがいることを確認→βScoへ。ここで慎重にピントを合わせます。そこからθLib→αLibと繋いでいざ彗星位置へ。彗星周りには明るい星がないので、だいたい導入したら何も見えなくても暗くなるのをひたすら待つしかありません。見えないまま雲や周囲の風景に没したらアウト。焦って望遠鏡を振るのはダメ、絶対。辛抱のしどころです。
ようやく写野内の7等あたりが見え出したのは開始から15分後。構図を微調整して中央付近を拡大すると、いたいた、彗星が。モニターではかき消えそうでしたが確かに天体の光です。そのあとは電線群に没するまでひたすら撮影を続けました。薄暮にも低空のモヤにも負けない絶妙な時間帯の30コマを選んでスタックしたのが記事冒頭の画像。中央に集光の強い緑色のコマが見えますね。手違いでフラット補正が一部合わなかったのはご愛嬌。右下の縞々は迫り来る電線群です。
撮影開始時の高度は7.7°。5秒露出でもこれだけ写ったことやコマ視直径を考慮すると、6等台中盤に入ったのはガセではないようです。この彗星は現在赤緯がマイナスなので南の観測地ほど有利。九州などでは10日以上前から確認されて羨ましい限りでしたが、ついに関東でも。(※福島県・鹿角平天文台のやまのんさんは既に24日にとらえています。)一時的に高度を下げていたSWAN彗星ですが、23日頃に上昇に転じ、今後は全国的に探しやすくなるでしょう。しばらく光度は停滞もしくは微増しますが一ヶ月もすると地球からどんどん遠ざかって急減光し始める予想なので、ご覧になりたい方はお早めに。
12°東には恒星間天体「3I/ATLAS」がいて、増光のうわさも聞いていたので心が揺れましたが、この望遠鏡では力不足ということもあって見送りました。ぼちぼちラストチャンスですね。(11月の明け方に再会の機会あり。)
続いて南南西に見える新星に望遠鏡を向けました。この新星は先日6.2等で発見されたケンタウルス座新星(V1935 CENTAURI)のちょうど1日前、21日19時JST過ぎごろにオーストラリアのJohn Seach氏が10.2等で発見したもの。日本でも小嶋正氏(群馬)と金津和義氏(島根)が独立発見しています。急減光したケンタウルス座新星とは対照的にぐんぐん明るくなっており、現在は7等台。(※CBET 5615には24日に写真等級6.4等の報告もあります。)なんとか街中の我が家からも見えるので、ぜひ撮りたいと思ってました。
対象はSWAN彗星と違ってまだ高さがあったからあっさり導入。天の川密集地ですが明るいためすぐ「これだ!」と分かりました。雲が迫っていたので短時間露光で済ませます。おおよそ7.5等と見積もりました。新しい天体に触れる時間は脳がリフレッシュされていいですね。
この新星は既に「V7994 SAGITTARII = NOVA SAGITTARII 2025 No. 4」の符号がついています。ご存知ない方もいらっしゃると思うので説明すると、突発天体発見時に付けられる「TCP J18035290-3127298」の形式の符号は2000年分点の赤経赤緯を表し、そのまま読み取ることで望遠鏡を向けることができます。この場合は「18h03m52.90s」「-31°27'29.8"」ですね。赤緯がプラスでも符号は省略されず「+」が挿入されるので、符号のところで赤経と赤緯が分かれていると覚えておけば大丈夫。なお発見第一報の位置で登録されるため、後から精密測定で座標が変更になってもTCP符号は変わりません。
まだ明るい日没20分後(17:50前)に作戦開始。400mm(Askar FRA400)+APS-Cセンサの画角で月導入。月縁を使い写野の東西南北を合わせます。同一写野にπScoがいることを確認→βScoへ。ここで慎重にピントを合わせます。そこからθLib→αLibと繋いでいざ彗星位置へ。彗星周りには明るい星がないので、だいたい導入したら何も見えなくても暗くなるのをひたすら待つしかありません。見えないまま雲や周囲の風景に没したらアウト。焦って望遠鏡を振るのはダメ、絶対。辛抱のしどころです。
ようやく写野内の7等あたりが見え出したのは開始から15分後。構図を微調整して中央付近を拡大すると、いたいた、彗星が。モニターではかき消えそうでしたが確かに天体の光です。そのあとは電線群に没するまでひたすら撮影を続けました。薄暮にも低空のモヤにも負けない絶妙な時間帯の30コマを選んでスタックしたのが記事冒頭の画像。中央に集光の強い緑色のコマが見えますね。手違いでフラット補正が一部合わなかったのはご愛嬌。右下の縞々は迫り来る電線群です。
撮影開始時の高度は7.7°。5秒露出でもこれだけ写ったことやコマ視直径を考慮すると、6等台中盤に入ったのはガセではないようです。この彗星は現在赤緯がマイナスなので南の観測地ほど有利。九州などでは10日以上前から確認されて羨ましい限りでしたが、ついに関東でも。(※福島県・鹿角平天文台のやまのんさんは既に24日にとらえています。)一時的に高度を下げていたSWAN彗星ですが、23日頃に上昇に転じ、今後は全国的に探しやすくなるでしょう。しばらく光度は停滞もしくは微増しますが一ヶ月もすると地球からどんどん遠ざかって急減光し始める予想なので、ご覧になりたい方はお早めに。
12°東には恒星間天体「3I/ATLAS」がいて、増光のうわさも聞いていたので心が揺れましたが、この望遠鏡では力不足ということもあって見送りました。ぼちぼちラストチャンスですね。(11月の明け方に再会の機会あり。)
続いて南南西に見える新星に望遠鏡を向けました。この新星は先日6.2等で発見されたケンタウルス座新星(V1935 CENTAURI)のちょうど1日前、21日19時JST過ぎごろにオーストラリアのJohn Seach氏が10.2等で発見したもの。日本でも小嶋正氏(群馬)と金津和義氏(島根)が独立発見しています。急減光したケンタウルス座新星とは対照的にぐんぐん明るくなっており、現在は7等台。(※CBET 5615には24日に写真等級6.4等の報告もあります。)なんとか街中の我が家からも見えるので、ぜひ撮りたいと思ってました。
対象はSWAN彗星と違ってまだ高さがあったからあっさり導入。天の川密集地ですが明るいためすぐ「これだ!」と分かりました。雲が迫っていたので短時間露光で済ませます。おおよそ7.5等と見積もりました。新しい天体に触れる時間は脳がリフレッシュされていいですね。
この新星は既に「V7994 SAGITTARII = NOVA SAGITTARII 2025 No. 4」の符号がついています。ご存知ない方もいらっしゃると思うので説明すると、突発天体発見時に付けられる「TCP J18035290-3127298」の形式の符号は2000年分点の赤経赤緯を表し、そのまま読み取ることで望遠鏡を向けることができます。この場合は「18h03m52.90s」「-31°27'29.8"」ですね。赤緯がプラスでも符号は省略されず「+」が挿入されるので、符号のところで赤経と赤緯が分かれていると覚えておけば大丈夫。なお発見第一報の位置で登録されるため、後から精密測定で座標が変更になってもTCP符号は変わりません。
【リコリモによる彗星観測リザルトシェア】
9月27日の天リフピックアップ作業配信で、TASC-onリコリモのような形を彗星撮影に適用し、リザルトをシェアできないだろうか、というアイディアを山口さんがお話しされていました。これは正に15年近く私が夢見ていたリモート天体観測の神髄。※下記参考リンクの「その3」でも語ってます。日本で見えない彗星や超新星などを何とか観測したいけれど、個人でのリモート天文台設置や運営はハードルが高い。iTelescopeのような既存サービスへの参加の選択肢もあるけれど、まだまだ敷き居も競争率も高い。そんなときこそリコリモのような利用しやすい環境を使えたらいいなぁと思うのです。観測結果は多くの人が共有すべきなので、リザルトシェアの親和性も高いでしょう。
彗星に限ると、暗いものまで全部撮るという欲張りをしなければ、たとえば注目彗星数を1時間内に抑えれば、一晩内の利用時間を占有しなくて済みます。極端なこと言えば、1彗星につき1分間の露光でRGBを最低1回ずつ撮れば事足りますから。露光を伸ばし過ぎても尾のディティールが失われますし、ノイズ低減のためにコマ数を増やすなら露光時間を減らすことになり、トータルは変わりません。(フィルター交換時間などは加算されてしまいますが。)次の彗星への移動含め10分から20分くらいのスパンでざくざくと撮ってゆけば宵に1時間とか明け方近くの1時間とか確保できれば、1日あたりの利用時間は十分ですね。また、関心が高い彗星が出てる場合は毎晩でも良いけれど、暗くなってくれば週一回でも十分ですから、年間あたりの利用時間だって星雲を何十時間も撮るよりずっと少ないでしょう。コスパが高く科学的価値も高い。こんな素晴らしい利用方法はありませんね。
参考:
リザルト・シェア構想(by天リフ山口さん)について(2025/06/14)
リザルト・シェア構想(その2)(2025/06/17)
リザルト・シェア構想(その3)(2025/08/04)
9月27日の天リフピックアップ作業配信で、TASC-onリコリモのような形を彗星撮影に適用し、リザルトをシェアできないだろうか、というアイディアを山口さんがお話しされていました。これは正に15年近く私が夢見ていたリモート天体観測の神髄。※下記参考リンクの「その3」でも語ってます。日本で見えない彗星や超新星などを何とか観測したいけれど、個人でのリモート天文台設置や運営はハードルが高い。iTelescopeのような既存サービスへの参加の選択肢もあるけれど、まだまだ敷き居も競争率も高い。そんなときこそリコリモのような利用しやすい環境を使えたらいいなぁと思うのです。観測結果は多くの人が共有すべきなので、リザルトシェアの親和性も高いでしょう。
彗星に限ると、暗いものまで全部撮るという欲張りをしなければ、たとえば注目彗星数を1時間内に抑えれば、一晩内の利用時間を占有しなくて済みます。極端なこと言えば、1彗星につき1分間の露光でRGBを最低1回ずつ撮れば事足りますから。露光を伸ばし過ぎても尾のディティールが失われますし、ノイズ低減のためにコマ数を増やすなら露光時間を減らすことになり、トータルは変わりません。(フィルター交換時間などは加算されてしまいますが。)次の彗星への移動含め10分から20分くらいのスパンでざくざくと撮ってゆけば宵に1時間とか明け方近くの1時間とか確保できれば、1日あたりの利用時間は十分ですね。また、関心が高い彗星が出てる場合は毎晩でも良いけれど、暗くなってくれば週一回でも十分ですから、年間あたりの利用時間だって星雲を何十時間も撮るよりずっと少ないでしょう。コスパが高く科学的価値も高い。こんな素晴らしい利用方法はありませんね。
参考:
リザルト・シェア構想(by天リフ山口さん)について(2025/06/14)
リザルト・シェア構想(その2)(2025/06/17)
リザルト・シェア構想(その3)(2025/08/04)







