風が強過ぎて…2024/05/17

20240516_10146月
昨宵の月は「マギヌスの魔女」が出現する絶好のチャンスでした。でも昼から吹き荒れる強風がますます強まり、望遠鏡の設置が憚られました。時間が経つと弱まるかも…という期待とは裏腹に、まったく気配無し。しかしながら煌々と輝く月を見上げるたび観察したい欲求は増してしまい、折衷案として拡大せず全体像を撮る方向で挑戦しました。

左画像は16日21:50頃の撮影で、太陽黄経差は約101.46°、撮影高度は約39.97°、月齢は8.40。機材はぶれぶれ、シーイングはぐちゃぐちゃ、PCは風で動くし、作業イスは立つたびに倒れてしまう危険な状態でした。なんとか風が一瞬止む隙間をポーズで待ちつつキャプチャし、これ1枚だけやっとの思いで撮りました。欠け際で暗いですが、いちおう魔女は写っていますのでノーヒントで探してみてください。

20240516月面イベント
この日は月面の見どころがたくさんあって、例えば「プトレマイオスのネッシー」が月出ごろに見えたはずだし、「グルイテュイゼンの月面都市」や「プラトーRay現象」も月没ごろまで待てば見えたと思います。また「アンペール山の二つ星」が日没前ごろに出現、この画像にも写っています。更に月が西に傾いたころ「直線壁の出現」も見えた計算で、左画像では先行して直線壁西のバート・クレーターが光り始めていますね。明暗境界を明るめに処理した右画像に見所をまとめてみました。

風さえなければ…と思うと実に残念。夜半を過ぎると風は少しずつ弱まったものの、もう月は沈んでしまいました。本当に天気は儘なりません。

今日の太陽2024/05/17

20240517太陽
昨夜から今朝は快晴。ただし夜半過ぎまで風速5-6m/s(一時7m/s超え)の強風でした。朝からは風も弱くなり、暑い一日となっています。

20240517太陽リム
左は1:30ごろの太陽。左端やや下に出てきた黒点群は活動領域13685と採番。大きめの黒点が少なくとも4つあります。ここを含めて見えている活動領域は15ヶ所。昨日から今日にかけてはXクラスフレアはありません。プロミネンスがやや寂しいですね。

20240517-0518UT-SOHO_C3
右画像は太陽観測衛星SOHOサイトからの引用で、本日14:18のLASCO-C3カメラ画像。19日に合を迎える木星が太陽遮蔽版に隠れようとしています。13日ごろからプレアデス星団が写野に入りました。明日は金星と天王星の最接近、23日には金星と木星の最接近が見えるでしょう。

プレアデス星団(すばる)が太陽に近いと言うことは、夜間にすばるが見える時期ではないと言うこと。本日のYahooニュース・饒村曜さんの記事や、こよみのページ・「ユドゥンと昴」で、石垣地方での「ユドゥン(すばるが休む=空に見えない)」という言葉が梅雨を表す言葉であることが紹介されています。