今日の太陽と春分2022/03/21

20220321太陽
2022年の春分をむかえました。当地・茨城県南部は昨夕から雲が多くなり、また北寄りの風で冷たくなってしまいましたが、今日昼ごろから日差しが増え、盛り返しました。春分の日差しを身に受けられるのは元気をもらえてありがたいですね。ただ、今夜は曇のち雨、明日午後は雨がみぞれに変わるとの予報。梅がすっかり散って、いよいよ桜だと思ってたのに冬へ逆戻りです…・

20220321太陽リム
左は13時頃の太陽。左上リム近くの微小黒点群周囲は12973と採番されました。また左やや下リム近くにも黒点が出ています。プラージュやプロミネンスが見えており、活発そうな様子が伺えます。他にも何ヶ所かプロミネンスが見えますね。

【ぎりぎり二十四節気・2000-2100年】
二十四節気日時JST
清明2013-04-05 00:02:27
小雪2019-11-22 23:58:56
立春2021-02-03 23:58:47
小寒2023-01-06 00:04:50
夏至2023-06-21 23:57:49
処暑2024-08-22 23:55:02
冬至2025-12-22 00:03:05
雨水2030-02-18 23:59:56
大寒2053-01-19 23:59:28
立冬2064-11-07 00:02:14
秋分2074-09-23 00:04:44
穀雨2082-04-19 23:56:37
冬至2095-12-22 00:02:40

  • 参照暦表はJPL-DE440です。
昨日もちょっと書きましたが、今年の春分瞬時は本日21日00:33:24JSTでした。つまり朝に太陽が登った時点ではもう春分を過ぎていたわけです。今回のように日付境界近くに二十四節気が来てしまう場合は注意が必要です。特に春分や秋分のような祝日の場合は日付がずれるかも知れませんからね。

「二十四節気瞬時と日付境界(0:00JST)との差が5分以内になるぎりぎりのケース」を自作プログラムで計算してみると、2000年から2100年までの101年間では右表の13ケースが該当しました。また0:00JSTプラスマイナス40分で計算すると、今日の春分を含め134ケースありました。今年はひとつ前の啓蟄が3月5日23:43:45だったので、今日の春分よりギリギリですね。(※自作プログラムなので、極めて正確とは言えません。ご了承くださいませ。)

各自で計算したのでは混乱が生じます。高精度で計算できたとしても、秒の位を四捨五入するか、切り捨てるか統一されなければ大混乱。右表の2030年の「雨水」なんて、どうすべきか悩みますよね?このため日本では国立天文台が計算し、政府の管理下で毎年の二十四節気や祝日の日付が発表されます(→国立天文台・暦要項)。計算法も暦や時計の管理も天体運行の観測も日々進化しますから、それを追いかけるだけでも勉強になりますよ。

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