アーカイブ:茨城県の気象平年値 ― 1970/06/01
茨城県の平均的な気象を把握したい方のために、気象庁のアメダスデータを使って平年値のグラフを描きました。地形による違いも分かるよう、右地図の黄色囲みの6ポイントを選んであります。使用データは1981年から2010年までを日単位で集計した平年値で、平均気温、最高気温、最低気温、日降水量、積算降水量、日照時間のグラフがあります。それぞれWeb閲覧向き中サイズと印刷向き大サイズを用意しました。なおつくば市の年ごとの気象傾向グラフは別アーカイブにまとめました。
《 気象庁による平年値の説明 》
平年値は、その時々の気象(気温、降水量、日照時間等)や天候(冷夏、暖冬、少雨、多雨等)を評価する基準として利用されると共に、その地点の気候を表す値として用いられています。気象庁では西暦年の1の位が1の年から続く30年間の平均値をもって平年値とし、10年ごとに更新しています。アーカイブ:2016年熊本地震の地震回数 ― 1970/06/01
熊本地震の状況を把握するため利用した気象庁発表の地震回数速報値を使い、各種グラフを描きました。描画に使用したデータも表形式で記載しています。ひとつの災害記録としてアーカイブしておきますので、何かの参考になれば幸いです。
(2016/8/12記)データ集積が8月11日をもって地震発生から120日分に達しましたので、このアーカイブ更新は終了します。もう少し続けたかったのですが、7月中旬より気象庁発表データの1時間集計が省かれるようになりました。データの作成や整合性の検証に時間がかかり、また1日単位でしか保証できなくなったため更新終了せざるを得ない、というのが私の真相です。頻度が激減したとは言え、地震がある程度収まり復興に目処が立つには何年、何十年もかかるでしょう。もうこのページをご覧になる方はほとんどいないと思いますが、個人的に1年は見守りたいと思っています。
グラフ:1時間区切り・最大震度ごとの地震回数 | 内容説明 |
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3月17日0時から4月14日24時まで |
1時間ごとに最大震度別の地震回数をカウントし、それを積み上げグラフにしたものです。気象庁からも地震発生以降1ヶ月あまりは同様のものが発表されていました。 ここでは熊本地震発生より前がどんな状態だったかも含めて、数ヶ月の遷移を俯瞰できるようにしました。全体をひとつのグラフにすると細かくなりすぎるため、二週間単位×2面でグラフ画像を分けました。(※ただし各グラフの末尾日を次のグラフの先頭日に重複させて見やすくしたため、ひとつのグラフは15日間の幅を持ちます。)この週区切りは、地震発生の2016年4月14日(木)を基点とする「木曜日から翌水曜日」の周期を使って、4週前から掲載しています。もちろん個々のグラフスケールは統一しています。 描画に使用したデータはこのアーカイブ記事後半に表形式でも示してあります。この数値は次のように引用元や集計方法が異なります。なるべく連続するよう心掛けましたが、そもそも違う基準での集計をつなぎ合わせたものであることをご理解の上ご覧ください。
《4月14日21時以降》 気象庁が漸次発表していた暫定速報値に基づいてます。このうち4月14日21時以降4月16日2時までは熊本県熊本地方で発生した地震の回数、それ以降は領域を広げてカウントしているとのことです(気象庁資料)。 《4月14日20時以前》 気象庁サイトに履歴が残ってないため、tenki.jpおよびYahooに残っている気象庁発表の地震情報履歴に基づきました。熊本・大分両県で発生した地震をすべてピックアップし、両サイトでの整合性をチェックした上で集計しました。 データは詳しい調査で今後変わることがありますが、当ブログでは発表時の値を記録するのが目的なので修正フォローはしません。必要な方は各自で気象庁最新データを入手してください。またグラフや表はあくまで個人ブログの興味で蓄積したもので、気象庁とは関係ありません。 |
4月14日0時から5月12日24時まで | |
5月12日0時から6月9日24時まで | |
6月9日0時から7月7日24時まで | |
7月7日0時から8月4日24時まで | |
グラフ:地震回数の累計 | 内容説明 |
1時間区切り・4月14日21時から8月4日24時まで |
熊本地震発生からの有感地震回数を「震度不問の総回数」と「最大震度3以上の回数」とに分け、1時間ごと/1日ごとに累計を示したグラフです。 加えて、上グラフでは総累計の1時間ごとの増加量を「差分」として描いています。また下グラフでは1日ずつの震度別回数を積み上げ棒グラフで示しています。 使用データは上の回数グラフと同じものですので、解説はそちらをご覧ください。 |
1日区切り・4月14日21時から8月4日24時まで | |
グラフ:1日区切り・最大震度ごとの回数比 | 内容説明 |
4月14日21時から8月11日24時まで |
熊本地震発生からの有感地震回数を1日ごとにカウントし、最大震度ごとの回数の割合を棒グラフで示したものです。 使用データは上の回数グラフと同じものですので、解説はそちらをご覧ください。 |
【1時間区切り・最大震度ごとの地震回数データ表】※対象:3月17日から8月10日まで
※この表のデータは上記掲載グラフに使用した元データです。説明欄にも書きましたが、個人の興味によるまとめなので、完璧な正確さは保証できません。参考閲覧程度に留めてください。またご自身で集計したい方はこのページの値ではなく、必ず気象庁から発表される一次情報をお使いください。
※表が表示されない場合はJavaScriptが有効でないかブラウザが古いと思われます。
参考:
2016年熊本地震に関係する記事(ブログ内)
アーカイブ:茨城県つくば市の気象傾向(目次) ― 1970/06/02
気象庁が発表している茨城県つくば市(館野)のアメダスポイント観測値を使い、各年ごとの雨温図(旬別)、平均気温、最高気温、最低気温、気温差(最高気温と最低気温の差)、積算降水量、日照時間、積算日照時間、全天日射量、積算全天日射量の変化をグラフにしました。グラフには平年値(※記事末参照)および5日移動平均(前後2日込みの平均)も描いてあります。1年内の傾向や年ごとの違いなどを客観視するのにご利用ください。
- 元となるアメダスデータには不確定値や精度落ちのものが含まれる場合があります。
- 現行年ぶんは半年単位の更新を予定しています。
《 気象庁による平年値の説明 》
平年値は、その時々の気象(気温、降水量、日照時間等)や天候(冷夏、暖冬、少雨、多雨等)を評価する基準として利用されると共に、その地点の気候を表す値として用いられています。気象庁では西暦年の1の位が1の年から続く30年間の平均値をもって平年値とし、10年ごとに更新しています。アーカイブ:真夏日と熱中症 ― 1970/06/02
暑い季節に発生しやすい熱中症は命を危険にさらす可能性があり、十分な注意が必要です。熱中症の要因は気温だけに留まりませんが、もっとも大きな要素であることは確かです。ここでは、気象庁から発表される「真夏日・猛暑日」の日々地点数と、消防庁から発表される「熱中症救急搬送人数」の日々データを組み合わせ、2011年以降・年ごとにグラフ化しました。対策の目安などにご利用ください。グラフに関しては記事下部の注釈もご覧ください。
2011年 | 2012年 |
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2013年 | 2014年 |
2015年 | 2016年 |
2017年 | 2018年 |
2019年 | 2020年 |
※新型肺炎の影響により5月の熱中症集計はありません。 | |
2021年 | 2022年 |
2023年 | 2024年 |
- 地点数は5月頭から10月末まで発表されますが搬送人数は5月頭から9月末まで(2015年以降)なので、グラフの期間は「5月頭から9月末まで」に統一しました。
- 2014年以前は5月の搬送人数が発表されていませんので未記入としました。
- 通常発表される真夏日地点数は猛暑日地点数を含んだものですが、当グラフでは各地点数を最高気温毎に区別した上で積み上げ棒グラフにしました。棒グラフ全体が真夏日地点数に相当します。
- 各グラフのスケールを統一し、相互比較がしやすくしてあります。
- 気象庁と消防庁それぞれによる当年9月までのデータが揃うのは10月下旬です。従って当年分のグラフを掲載するのはそれ以降になります。(速報値による途中経過を掲載する場合もあります。)
- 真夏日とは最高気温が30度以上になった日です。通常は猛暑日地点数を含みます。
- 猛暑日とは最高気温が35度以上になった日です。
- 気象庁:真夏日などの地点数
- 消防庁:熱中症情報
【真夏日地点数の月まとめデータ・2011-2023年調べ】
5月小計 30度以上/35度以上 | 6月小計 30度以上/35度以上 | 7月小計 30度以上/35度以上 | 8月小計 30度以上/35度以上 | 9月小計 30度以上/35度以上 | 合計 30度以上/35度以上 | |
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2011年 | 267/0 | 4128/244 | 12219/729 | 14576/1056 | 6636/72 | 37826/2101 |
2012年 | 149/0 | 1162/0 | 11248/1003 | 17991/1574 | 8220/98 | 38770/2675 |
2013年 | 874/1 | 2987/54 | 12606/1146 | 16415/3220 | 5070/42 | 37952/4463 |
2014年 | 999/1 | 2408/66 | 10473/847 | 10220/622 | 2665/2 | 26765/1538 |
2015年 | 1216/0 | 1667/0 | 10490/1014 | 12180/1766 | 1469/0 | 27022/2780 |
2016年 | 1126/0 | 2128/2 | 11000/439 | 16759/2577 | 5491/23 | 36504/3041 |
2017年 | 1080/2 | 1689/0 | 15055/812 | 13259/1115 | 2664/1 | 33747/1930 |
2018年 | 931/0 | 3425/78 | 15992/3127 | 16006/3274 | 3559/4 | 39913/6483 |
2019年 | 1774/77 | 1888/2 | 7855/402 | 14897/2494 | 7970/292 | 34384/3267 |
2020年 | 471/0 | 4150/25 | 4670/71 | 19573/4191 | 6205/485 | 35069/4772 |
2021年 | 537/0 | 2707/3 | 14054/958 | 12984/1522 | 3574/0 | 33856/2483 |
2022年 | 566/2 | 5421/647 | 13564/1131 | 14974/1840 | 6691/169 | 41216/3789 |
2023年 | 872/7 | 2984/7 | 15695/2435 | 21489/4250 | 11801/385 | 52841/7084 |
- 真夏日地点数は「30度以上」と「35度以上」の数値を足したものになります。また猛暑日地点数は「35度以上」の数値です。
【熱中症搬送者の月まとめデータ・2011-2023年調べ】
5月小計 搬送者/死亡者 | 6月小計 搬送者/死亡者 | 7月小計 搬送者/死亡者 | 8月小計 搬送者/死亡者 | 9月小計 搬送者/死亡者 | 合計 搬送者/死亡者 | |
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2011年 | −/− | 6980/14 | 17963/29 | 17566/27 | 3960/3 | 46469/73 |
2012年 | −/− | 1837/3 | 21082/37 | 18573/35 | 4209/1 | 45701/76 |
2013年 | −/− | 4265/4 | 23699/27 | 27632/57 | 3133/0 | 58729/88 |
2014年 | −/− | 4634/6 | 18407/31 | 15183/15 | 1824/3 | 40048/55 |
2015年 | 2904/3 | 3032/2 | 24567/39 | 23925/60 | 1424/1 | 55852/105 |
2016年 | 2788/1 | 3558/3 | 18671/29 | 21383/24 | 4012/2 | 50412/59 |
2017年 | 3401/2 | 3481/1 | 26702/31 | 17302/14 | 2098/0 | 52984/48 |
2018年 | 2427/1 | 5269/5 | 54220/133 | 30410/20 | 2811/1 | 95137/160 |
2019年 | 4448/8 | 4151/5 | 16431/25 | 36755/78 | 9532/10 | 71317/126 |
2020年 | −/− | 6336/8 | 8388/18 | 43060/81 | 7085/5 | 64869/112 |
2021年 | 1626/0 | 4945/7 | 21372/47 | 17579/23 | 2355/3 | 47877/80 |
2022年 | 2668/4 | 15969/19 | 27209/36 | 20252/19 | 4931/2 | 71029/80 |
2023年 | 3655/1 | 7235/2 | 36549/44 | 34835/48 | 9193/12 | 91467/107 |
- 2014年以前は5月の搬送人数が発表されていませんので未記入です。
- 2020年5月は新型肺炎の影響により熱中症集計はありませんでした。