わずかな雲間に月を観る2023/03/10

20230309_20365月
昨日午後から天気が下り始め、宵空の金星は雲越しにやっと見える程度でした。夜半前に30分程度雲が切れた時間があったので、なんとか月面撮影をすることができました。左は9日23:40ごろの撮影で、太陽黄経差は約203.65°、撮影高度は約43.89°、月齢17.32、シーイングは悪く、薄雲越しのため画質は落ちています。

危難の海は半分が闇に呑まれ、ラングレヌス・フェンデリヌス・ペタヴィウス・フルネリウス四天王もほとんど暗くなりました。フルネリウス内にわずかなRay現象が見えましたがはっきりしません。レイタ谷が良い具合の陰影で、月面K地形も見え始めました。南極だけでなく北極側も影が出始めてますね。

雲が押し寄せるギリギリのところで露出を終えることができたものの、あちこち巡ることができず不満が残ります。夜中なのに気温は15度を越え、5-6m/sの風が常に吹いている状態。朝には雨が降り出すことでしょう。

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