7月までのお天気ふりかえり2025/08/01

2025年・真夏日と熱中症(途中経過)
関東は珍しく台風接近でスタートした8月初日。何日ぶりか分からないほど遠い記憶の雨が朝から降っています。空の観察も何日か休みになりそうなので、7月末まとめの気象統計を振り返ります。


★真夏日地点数と熱中症搬送者
左グラフは毎年まとめている「真夏日/猛暑日地点数と熱中症搬送者」の遷移。正に空梅雨といった感じで、暦の上で入梅(今年は6月11日)を迎えた数日後から爆発的に真夏日が増えました。中休みはあるものの、今も続いています。2011年から続けている統計でここまでスタートダッシュが酷い年はありませんでした。初っぱなは暑熱馴化が進まないのか、あるいは油断してしまうのか、やはり搬送者が多くなってますね。7月に入ってからの搬送者数は地点数に対して低めに抑えられてると感じます。

7月30日に記録された「猛暑日地点数322地点」は、2011年以降では過去最多です。まだ今年の年末が来てないので、今後更新があるかも知れません。また7月23日の「真夏日地点数849地点」も過去最多。7月30日には兵庫県柏原ポイントで41.2度という観測史上最高気温も出ました。各地のダムが枯渇して田畑の水不足も深刻になっており、「暑い」だけでは済まない、生命維持の根幹が揺らいでいる事態になってます。


記録的短時間大雨の件数
★大雨増えても少雨
左は7月22日記事で一度出している記録的短時間大雨の発令件数に7月末時点の統計を描き足したグラフ。発令は1回に複数地点が含まれたり、同じ場所に10分おき複数回発令されたりするため、1ヶ所1回1カウントとして集計し直してます。これも今年7月が過去最高件数でした。

ただし、今年6月4日以降の解析雨量が「プログラムミスにより過大算出される可能性があった」と昨日気象庁から発表がありました。従って、今年の統計は変更される可能性があります。続報を待つとしましょう。

まぁ10件20件変わったところで局所的な大雨が多かった事実は変わりませんし、他方、全国的には完全なる降雨不足という重い現実も変わりませんね。下に気象庁からの引用で過去6年間の「6月1日〜7月30日の60日間降水量平年比マップ」を掲載しました。お弁当のおかず見て「茶色ばっかり!!」と嘆くことがあるけれど、今年のこの地図は正にこれ。2021年の北海道で渇水がニュースになりましたが、今年は全国規模。年間で一番雨が多くなければならないこの時期なのに、今年は潤沢な降水になった場所があまりに少ないことが分かるでしょう。

データ欠測を除いたアメダス1249地点統計では、今年7月30日までの60日降水量平年比が100%以上になったところは14.49%(160%以上0.487%)、100%未満は85.51%(40%未満12.81%)。いっぽう、似たような初夏の乾燥を経験した2021年では同一期間1262地点統計でそれぞれ28.37%(160%以上3.01%)と71.63%(40%未満11.25%)。今年のほうが突出した多雨地域が少なく、少雨地域が拡大してると数字上でも分かります。人の力ではどうにもならないことで、無力感を感じます。

  • 2020年7月30日までの60日間降水量平年比

    A.2020年7月30日までの
    60日間降水量平年比
  • 2021年7月30日までの60日間降水量平年比

    B.2021年7月30日までの
    60日間降水量平年比


  • 2022年7月30日までの60日間降水量平年比

    C.2022年7月30日までの
    60日間降水量平年比
  • 2023年7月30日までの60日間降水量平年比

    D.2023年7月30日までの
    60日間降水量平年比


  • 2024年7月30日までの60日間降水量平年比

    E.2024年7月30日までの
    60日間降水量平年比
  • 2025年7月30日までの60日間降水量平年比

    F.2025年7月30日までの
    60日間降水量平年比


今日の太陽とハロ現象2025/08/02

20250802太陽
8月初日は台風接近で終わりました。本日は朝まで雨がぱらついていましたが、午後になると日差しが漏れ、15時台は雲量2割程度まで減りました。その後はまた雲が増えています。

20250802太陽リム
左は15:20ごろの太陽。中央左のプラージュが広がるあたりは活動領域14165。南半球の14161はほぼ中央子午線に達しました。中央右上、14167は立派な黒点があり、プラージュが明るいですね。プロミネンスは小規模のものがたくさん。

気象庁アメダス速報値の本日0時から16時までの集計による夏日地点数は901、真夏日地点数は796、猛暑日地点数は284、酷暑日地点数は3、国内最高気温は群馬県伊勢崎ポイントの40.1度。他に群馬県前橋ポイントと広島県加計ポイントが40.0度でした。

20250802幻日
【夕方追記】

日没近くになってベランダから西空を見たら、太陽の左に「とても縦に長い幻日」が見えました。明るい内暈かとも思ったのですが、特徴的な光り方やここ以外に見えなかったこと、その後の経過など総合的に考えて、内暈ではなく幻日だろうとの判断をしました。ここまで縦に長いのは久しぶりに見ました。

2025年の台風10号が発生2025/08/03


20250803-0900jstひまわり画像
気象庁によると、8月1日9時から台風になるかも知れないと告知されていた熱帯低気圧が、本日3日9時に台風10号「バイルー/BAILU」になりました。直前の台風9号発生から9日と21時間後の発生、9号はまだ活動中のためダブル台風になりました。

左画像は発生時刻の気象衛星ひまわり画像(画像元:RAMMB/画像処理・地図等は筆者)。赤点線円は各台風中心の直径1000km円(左が10号)。ナチュラルカラー処理のため、薄水色の雲は活発に上昇した氷粒状態、白やグレイの雲は低層の水粒状態を表します。

すでに熱帯低気圧時に本州へ接近しており、伊豆諸島などを通過後に台風になった奇妙な状態。今もう関東に一番近い状態で、明日以降は9号を追うような形で太平洋へ遠ざかる予報です。

今日の太陽とハロ現象2025/08/03

20250803太陽
昨夜から今朝は雲の多い空。今日は朝のうち雲が残ったものの、太陽が高くなると青空優勢になりました。東から雲がやって来るので台風10号の影響があるようです。

20250803太陽リム
左は13:10前の太陽。中央左の活動領域14165・14168のプラージュがとても明るいですね。南半球のダークフィラメントは形を崩さないままもう少しで右リムに到達。よくがんばりました。今日もプロミネンスは小さいものばかり。

気象庁アメダス速報値の本日0時から15時までの集計による夏日地点数は909、真夏日地点数は821、猛暑日地点数は309、国内最高気温は徳島県穴吹ポイントの39.3度。連続40度はストップです。

20250803幻日
夕方ベランダに出ると、前日としても似たような光景が。太陽左側に縦長の幻日が出ていたのです。幻日を映す雲がここしかなかったようで、それ以外の状況が掴めませんでした。