たまに晴れても悪シーイング2024/06/13

20240612ラモント、ポシドニウス、静かの海
昨夕は薄雲があったものの上弦前の月がようやく望遠鏡を向けられる位置まで上がったので、薄明が残る頃に見てみました。ところが、冬でもこんなに酷くないだろうと思うほどの悪シーイング。時折機材を揺らす風も吹いており、数カットの撮影で音を上げてしまいました。そのあとは雲が多くなったり少なくなったりの繰り返しで朝を迎えました。

左画像は久しぶりの月面拡大で、昨宵に一番撮りたかったラモントを含むエリア。撮影時のラモント中央付近から見た太陽高度は1.5°弱で、やっと日が差してきたという状況です。アラゴーのドームのうちαだけ見えています。スミルノフ尾根も見ごろでした。シンチレーションが大きく締まりの無い像ですね…。夏の足音が聞こえる季節なのでもっとシャキッとした好シーイングを期待したのですが、たまの晴れ間にこんな空では凹みます。

神酒の海西側に並ぶテオフィルス、キリルス、カタリナ、アルタイ断崖あたりも日が差していました。SLIMは前回の越夜で復活できませんでしたが、今回はどうでしょうか。

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