今年最小の満月だけど今年いちばん南極付近が見えた!2023/02/06

20230206_17874月
本日6日3:29ごろに満月を迎えました。今年の満月としては最遠・最小となります。

昨夕は少し雲が多かったものの、夜半前から今朝にかけてとても良く晴れてくれました。最初から月面観察を楽しみにしていたので早めに望遠鏡を出して外気に馴染ませておきました。満月瞬時まで待つと月がかなり低くなってしまうため、南中して一番高い頃に観察・撮影を決行。左は0:40ごろの撮影で、太陽黄経差は約178.74°、撮影高度は約71.49°、月齢14.78。透き通った空で、時々乱れるけれど冬にしては落ち着いた大気。

2023年・月面緯度秤動の変化
今回の満月は今年最遠という特徴のほか、実は緯度秤動がマイナス側に大きかったこともポイントです。右は自作プログラム計算による今年の緯度秤動変化。満月のタイミングを見てゆくと、今年2月の満月は緯度秤動が大きく下がっていることが分かるでしょう。つまり南半球側が良く見えていたことになります。(※観察地がより南ほど優位となるため、地球の南半球にお住まいの方は日本よりも更に月面南極の奥まで見える理屈です。ただし今回は太陽光が奥側まで届いてなかったと思われます。)

下A・B画像は南極側を拡大撮影したもの(白黒撮影/赤外フィルタ使用/ほぼ原画等倍)。同じ画像ですが、Bのほうには南極付近を中心に主要なクレーターの名前を書き込んであります。シャクルトン・クレーターは南極点に最も近いクレーターですね。話題には上るけれど、実物をじっくり眺めるチャンスが少ない月面の極地方、ぜひ堪能してくださいませ。(可能なら実際に望遠鏡で眺め、照らし合わせてみてください。)

  • 20230206_月面南部

    A.6日の月面南部
  • 20230206_月面南部(地名入り)

    B.6日の月面南部(地名入り)


今日の太陽2023/02/06

20230206太陽
朝から良く晴れて、暖かくなりました。午後の気温は13度オーバーで暖房要らずですね。

20230206太陽リム
左は10時過ぎの太陽。活動領域はほとんど変わらず。左上リムに新たな黒点群が登場しましたので数日内に採番されるでしょう。右半球の赤道南側にあるプラージュが目立ちます。大きなプロミネンスはなくなりましたが、右下リム近くのダークフィラメントがそろそろ顔を出しそうです。

いつもより暖かい夜中の月暈2023/02/07

20230207月暈
明日8日にかけて天気は下り坂。昨夕から雲が多めで一時月すら見えなくなりましたが、夜中に空を見ると薄雲に包まれた十六夜月が空高く輝いていました。

周囲に月暈が出ていたので記念撮影。あまりはっきりした色合いや明るさでないのは、氷粒が不揃いな証拠です。星があまり写っていないため日暈と勘違いされそうだけれど、良く見るといくつか星が辿れますね。月はレグルスのすぐそばでした。月がレグルスを隠す掩蔽現象は2018年以降起こっていませんでしたが、2025年から2026年にかけて度々観察できるようになります。

真夜中を越しても気温が3度近くありました。昼間の暖かさがまだ残っているようです。

今日の太陽2023/02/08

20230208太陽
昨日は終日曇り。今日も朝のうち雲が多かったものの、10時以降は少し晴れ間が出ました。(宵には雨になる予報…。)

20230208太陽リム
左は10:10過ぎの太陽。薄雲越しです。北半球中央近くにやや目立つ黒点を伴った活動領域13209、13213、13214が集まっています。また左上に13215、13216もできました。中央の13209・13213では日本時間の今朝から昼にかけてMクラスフレアが計4回も発生しました。

プロミネンスやダークフィラメントもたくさん見えていますね。右端と左端やや下には宙に浮いたプロミネンスもあります。