2021年の台風10号・11号が同時発生 ― 2021/08/05
気象庁によると本日15時、台風がふたつ同時に追加されました。ひとつは沖縄近海にあった熱帯低気圧から変化した台風10号「ミリネ/MIRINAE」、もうひとつは小笠原近海にあった熱帯低気圧から変化した台風11号「ニーダ/NIDA」。どちらも直前の台風9号発生から1日と6時間後の発生で、9号は活動中ですから現在はトリプル台風になります。統計が間違ってなければ、トリプル台風は2019年8・9・10号以来でしょうか。
左画像は発生時刻である本日15:00の気象衛星ひまわり画像(画像元:RAMMB/画像処理・地図等は筆者)。ナチュラルカラー処理のため、薄水色の雲は活発に上昇した氷粒状態、白やグレイの雲は低層の水粒状態を表します。赤点線円は各台風中心の直径1000km円を表しています。
すべての台風中心は概ね北東へ進む予報で、9号は今後九州方面へ、10号は本州南を通り関東へ接近するようです。また11号は日本へ接近せず太平洋へ去っていくようです。ただ、これらはあくまで現時点での中心の進行予報。台風被害は必ずしも中心付近のみとは限りません。今後の気象情報に耳を傾けてください。



