ハワイ島にあるキラウエア火山では噴火活動が継続していますが、日本時間昨夜23:17頃には大規模な噴火となったようです。ハワイ火山観測所（Hawaiian Volcano Observatory/HVO）によると噴煙は30000フィート・約9.1km上空まで到達し、北東へ流れているとのこと。本日18日正午現在もREDレベルの警報が出っぱなしです。

3日の噴火以来すっきり晴れた日は少なく、衛星などから火山の様子がクリアに撮れた画像は少ないようですが、14日の晴れ間には国際宇宙ステーションから撮影された画像がtwitterで流れました。左はNASAからの引用で、ランドサット8号による14日20:41UTの画像。左側の噴煙が出ているところがキラウエア火口です。また画像中央の赤茶色のところはプウ・オオ火口、右上側には亀裂から流れ出す溶岩で大きな被害が出ているレイラニ・エステイト（イーストリフトゾーン）も写っています。

最初の噴火の少し前、5月1日0:00UTから本日18日0:00UTまでにハワイ島付近で発生した地震回数も調べてみました（右図）。1時間ごとの集計で、マグニチュード別に積み上げ棒グラフにしてあります。マグニチュード6.9という大きな地震のあった4日22:32UT（5日7:32JST）以降2日間ほど、揺れの多い期間がありますね。その後は緩やかな増減のようです。

まだしばらく収まりそうにありませんが、人的被害が出ていないのは幸いですね。

参考：
ハワイ・キラウエア火山が噴火（2018/05/05）