天リフさんによるレグルス接食・簡単集計 ― 2026/01/07
今日未明に九州の一部で見えたレグルスの接食掩蔽。天文リフレクションズさんによるYouTube配信結果を元に大雑把ですが集計してみました。
配信のタイムマークで測り、レグルスの潜入・出現を破線として月縁図に描くと左図の水色線のようになります。ゼロライン(平均月縁で接食になる地点)から観測地までの距離が約940mとのことなので、縦軸940mの位置に水色線がひいてあります。線が途中で何ヶ所か途切れてますね。これは月縁の凸凹にレグルスが隠されたり、また見えたりした様子を時系列で反映しています。
黄色メッシュで描かれた月縁地形は月周回無人衛星LROの観測を元にしたもので、こうした凸凹のシミュレーションは皆既日食のベイリービーズ予報などにも利用されています。あくまでデータに基づく地形モデルですから、正確無比と言うわけではありません。細かい地形など観測に引っかからないものや高度データに誤差を含む場合もあります。
赤矢印の小さな山に隠されたと思われる1秒ほどの潜入が見えたことは素晴らしい成果。配信時計や観測位置の不正確さなど改善点はありますが、気軽に実践した観測でもこのように遠くの月の地形が分かってしまうのが実に愉快ですね。二ヶ月後の3月2日にも夜間に見えるレグルス接食掩蔽が鹿児島県で起こります。またある程度明るい恒星の接食は全国各地で起こっており、天文年鑑などに掲載されています。お近くでチャンスがあればぜひ観察してみてください。
配信のタイムマークで測り、レグルスの潜入・出現を破線として月縁図に描くと左図の水色線のようになります。ゼロライン(平均月縁で接食になる地点)から観測地までの距離が約940mとのことなので、縦軸940mの位置に水色線がひいてあります。線が途中で何ヶ所か途切れてますね。これは月縁の凸凹にレグルスが隠されたり、また見えたりした様子を時系列で反映しています。
黄色メッシュで描かれた月縁地形は月周回無人衛星LROの観測を元にしたもので、こうした凸凹のシミュレーションは皆既日食のベイリービーズ予報などにも利用されています。あくまでデータに基づく地形モデルですから、正確無比と言うわけではありません。細かい地形など観測に引っかからないものや高度データに誤差を含む場合もあります。
赤矢印の小さな山に隠されたと思われる1秒ほどの潜入が見えたことは素晴らしい成果。配信時計や観測位置の不正確さなど改善点はありますが、気軽に実践した観測でもこのように遠くの月の地形が分かってしまうのが実に愉快ですね。二ヶ月後の3月2日にも夜間に見えるレグルス接食掩蔽が鹿児島県で起こります。またある程度明るい恒星の接食は全国各地で起こっており、天文年鑑などに掲載されています。お近くでチャンスがあればぜひ観察してみてください。
外合を迎えた金星が火星に接近中 ― 2026/01/07
本日、金星が外合を迎えました。太陽近くのため直接観察することは困難ですが、太陽観測衛星SOHOの画像で確認できます。記事下A画像として、1月6日0:00UTから7日9:00UTまで、約1時間おきのSOHO-LASCO-C2カメラ画像を使ったGIF動画を掲載しました。近くには1月9日に合を迎える火星もいますよ。太陽は天の西から東へ向かう順行、金星も外合前後は順行ですから、なかなか追いつけません。したがって太陽に近過ぎて「宵の明星・明けの明星として肉眼で観察しづらい期間」は実に数ヶ月以上にも及びます。
内合や外合ではその経路が「8年ごとに繰り返す5つのグループ」に分かれることをこれまで度々話題にしました(→2020年6月5日記事参照)。今回は太陽の南側・二番目に近いグループに属し(左図参照)、次回2027年8月の外合では北にもっとも遠いグループに属することになります。五つのグループを行ったり来たりするのです。
今回の外合は黄経外合と赤経外合の差が8時間あまりと少なめですね。外合時期が春分や秋分に近い場合、黄道と天の赤道とのなす角が最大になって、それぞれを基準に測る経度差の違いも大きくなります。最大で2日以上もの差になることも。反対に外合時期が夏至や冬至に近いと黄道と天の赤道とのなす角がゼロ、つまり平行に近くなりますから、どちらの座標系で測っても経度差があまり変わらないわけです。(これは外合に限った話ではありません。)
火星は逆行で合になるため、明日8日の12:13:03JST、金星に最接近します。離角は0.1738°角(=10.42′角)とかなり近いのですが、もちろん観ることはできません。その代わり(?)来年2027年11月25日9:39:59JSTに0.3098°角(満月直径より狭い)まで接近するので、晴れればその日の宵空低空で観察可能でしょう(下B画像参照/Stellariumによる)。高度10°程度ですが、どうかお忘れなくご覧ください。
内合や外合ではその経路が「8年ごとに繰り返す5つのグループ」に分かれることをこれまで度々話題にしました(→2020年6月5日記事参照)。今回は太陽の南側・二番目に近いグループに属し(左図参照)、次回2027年8月の外合では北にもっとも遠いグループに属することになります。五つのグループを行ったり来たりするのです。
今回の外合は黄経外合と赤経外合の差が8時間あまりと少なめですね。外合時期が春分や秋分に近い場合、黄道と天の赤道とのなす角が最大になって、それぞれを基準に測る経度差の違いも大きくなります。最大で2日以上もの差になることも。反対に外合時期が夏至や冬至に近いと黄道と天の赤道とのなす角がゼロ、つまり平行に近くなりますから、どちらの座標系で測っても経度差があまり変わらないわけです。(これは外合に限った話ではありません。)
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【2026年1月7日付近の金星メモ】
- 黄経外合の瞬時:7日 01:36:00 JST
- 赤経外合の瞬時:6日 17:12:59 JST
- 地球最遠:8日 15:37:51 JST、1.710959 AU
- 位相角最小の瞬時:6日 14:45:01 JST、0.9495°
火星は逆行で合になるため、明日8日の12:13:03JST、金星に最接近します。離角は0.1738°角(=10.42′角)とかなり近いのですが、もちろん観ることはできません。その代わり(?)来年2027年11月25日9:39:59JSTに0.3098°角(満月直径より狭い)まで接近するので、晴れればその日の宵空低空で観察可能でしょう(下B画像参照/Stellariumによる)。高度10°程度ですが、どうかお忘れなくご覧ください。
※注:太陽観測衛星SOHOの画像は黄道座標系で撮影されていますが、地球と太陽を結ぶ線上にいるわけではないため、太陽に対する金星や火星の位置が地球から見た場合と異なります。従って外合や接近などのタイミングもズレてしまいます。7日現在のSOHOは地球-太陽ラインより東側に離れており、そこから見ると手前の太陽に対して奥の金星が東(左側)にズレます。このため上のGIF動画では地球から見た外合瞬時よりもかなり早く外合を迎えているのです。




