今日の太陽2022/04/19

20220419太陽
昨日は朝のうち晴れ間があったもののすぐ雲が多くなり、午後遅くからは雨。夜からはしっかりとした雨量になったけれど、夜半過ぎにやみました。今日は朝から時々雲多めになりながらも、ゆっくり回復しています。

20220419太陽リム
左は13:10過ぎの太陽。16日から左上に見えていた大きな黒点(北が活動領域12993、南が12994)に加え、もうひとつ大きな黒点、更にはリム近くにも一回り小さな黒点があります。この位置だと日没時に上側になるので、減光しながら沈む夕日を白飛びしないように写せば、たくさんの黒点が写ってくれますね。夕日なら誰でも撮れそうだ!

活発な領域がかなり広範囲に連続していることが分かるでしょう。ちょうど観察中にC3.6クラスフレアが発生しました。さらに30分あまり後にもM1.09クラスフレアが発生しています。右下にSDOサイトから引用した概ね同時刻の太陽面画像を掲載しました。これは太陽観測衛星STEREO-Aの画像を平面図展開したもので、図の座標位置は地球から見た緯度・経度。STEREO-Aは地球の後から付いてくる軌道を回っており、地球から絶対見ることができない太陽の「裏面」を少しだけ見ることができます。

20220419-040530UT_EUVI195_Heliographic
X軸:経度(Longitude)が0°の位置は地球から見た太陽中央子午線に相当するので、プラスマイナス90°近くがリム位置になります。Y軸:緯度が+15°から+30°にかけて、ベルト状に明るいエリアが東西に60°幅以上広がってますね。これこそ大きな黒点たちが率いる活動領域。経度がマイナス90°よりも左の「太陽裏側」まで白い領域が続いていますから、向こう二日間ほどかけて全容が表側に出てくるでしょう。追加の黒点があると楽しいですね。晴れると良いのですが…。