夜明けを飾る細月(雲多し)2026/05/16

20260516月
明日は新月。今週は明け方の月を追いかけてきましたが、見納めです。全く期待してなかったのに夜半過ぎても良く晴れていたので、夜明けの低空に見えるかも知れない極細月を探しに出かけました。さすがに徒歩では大きな機材を運べませんから、簡単なものだけです。見えたらイイな、くらいの気持ちでした。

案の定、田んぼに着くと霧やモヤが大いに発生していました。畔が少し高くなっているところまで進んでみたものの、あと10m行ったら完全に霧の中。仕方なくそこで見ることに。事前に地図上で微調整しておいたので人工物の写り込みは最小限で済むはず。

暗いところから見ると東の低空には厚めの薄雲があって、土星は微か、火星は全く見えず。頭上を飾っていた夏の大三角も薄明開始頃から雲に覆われ始め、あっという間に東空を侵食し始めました。予定時間になっても月はまるで分かりません。「この辺りのはず」という所を何十回も双眼鏡で往復、50回くらいでようやく発見しました。やはり雲が邪魔していたようです。

縦構図でぎりぎり地上風景と月が収まったので何十コマか連写し、後は横構図に戻してひたすら撮りまくります。肉眼では歯が立たず、双眼鏡でも時々見失いました。月を見つけてから5分ほどで上空の雲が月にかかってしまい終了。皆曇の夜明けとなりました。左上画像は16日4:10前の撮影で、太陽黄経差は約345.33°、撮影高度は約5.77°、月齢は28.30。

20260516月
右は横構図の撮影から雲が少ない10コマをスタックしたもの。かなりコントラストを上げたので弱々しい地球照が確認できますが、原画は画像で見ても月が分からないほど淡いです。画像処理を施すと、副次的にリムに沿って明るさに斑がある様子が分かるようになります。この中で真下やや右寄りと、真下やや左寄りが暗くなっているのはファインダー越しに確認できました。

明日17日は夕方低空で水平月・逆転月になります。その直前である今朝の月は逆の条件となっていて、明け方の細月としてはかなり急な弦傾斜(-40.097°)でした。次の朔望はどんな様子になるでしょうか?後半は梅雨に入りそうですが、たまに晴れたら楽しむとしましょう。

今日の太陽2026/05/16

20260516太陽
朝のうち雲が残りましたが、徐々に快晴に近くなりました。昼過ぎの最高気温が26度を越えています。

20260516太陽リム
左は8:50ごろの太陽。見える側の活動領域は三ヶ所。うち二ヶ所は右リムに近いため、中央上の14436がひとりでがんばってる感じです。何もない左半球にはダークフィラメントが発達してきました。左下のプロミネンスが凄いですね。