2027年1月のうるう秒挿入はありません2026/07/07

2017年1月-2026年6月のLOD累積
国際地球回転・基準系事業(IERS/INTERNATIONAL EARTH ROTATION AND REFERENCE SYSTEMS SERVICE)から7月6日UT付けで「2027年1月1日(前年12月末UT)のうるう秒挿入はない」と発表がありました(→IERS News:2026年7月6日UT付けBULLETIN-C72)。これにより、少なくとも来年6月末までUTC-TAI = -37秒が維持されることになりました。最後のうるう秒挿入(2017年1月8:59:60JST)から10年半もの間うるう秒無しが確定。観測史上最長を更新です。

左図は2017年のうるう秒挿入直後を原点として、1日ごとのLOD(Length of Day:1日の実測長)差分値を足してゆき(水色線)、正確な時を刻む原子時計に対して自然に基づく時計がどれだけズレているか(緑線)を表したグラフ。(※測定データは今年6月1日までを利用。)また右下図は、LODと24時間=86400秒との差の日々の値(薄青線)、および31日移動平均(赤線)をグラフ化したもの。グラフ下部、紫文字で書いてあるミリ秒は各年の極小値で、その年でもっとも1日が短かった日(=自転が速かった日)を示しています。原子時計に対する自然時計の差はゼロに近く、現在は平均的に「毎日ほぼ24時間ぴったり」という状態が続いています。

2017年1月-2026年6月のLOD差分変化
昨年の「地球最速日がいつになるか」という話題に倣って今年の予報を立ててみると、本日の地球遠日点通過にぶら下がる月赤緯の極小・極大日時と赤緯値は次の通り。

  • 2026-06-28 21:58:13UTC・-27.99°
  • 2026-07-12 15:09:54UTC・28.03°
  • 2026-07-26 03:51:14UTC・-28.07°
  • 2026-08-08 23:38:13UTC・28.11°

いつになるかも気になりますが、そのときのLOD極小はプラス側への回復傾向を示すかどうかも気になるところ。もう二ヶ月くらい経たないと測定値が発表されないのでしばらくははっきりしませんが、楽しみに待つとしましょう。

参考:
日出没・暦関連の記事(ブログ内)

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