辛うじて姿を見せた金星と木星 ― 2025/08/13
昨日8月12日と今日13日の未明、活発に流れるペルセウス座流星群と共に東空を飾ったのが「大接近した金星と木星」のはずでした。はず、と書いたのは、当地・茨城県南部は雨交じりで天気が悪く、月すら見えない空だったからです。もし毎日晴れていたら、左画像(2023年2月末の夕方撮影/三日間の組写真)のように日々接近する両惑星を追いたかったのですが、だめでした。
不幸中の幸いで、今朝東天が白む中で辛抱強く待ったところ、僅かな雲間が訪れて綺麗に並んだ金星と木星を拝むことができました(右下画像)。実際はこの画像よりも空がずっと明るく、雲もあったので星々はあまり冴えませんでしたが、全く見えないよりはマシですね。
12日朝と13日朝を比べると日本の大部分で12日のほうが僅かに近かったのですが、北海道では1分角程度しか変わらない珍しいパターンでした。両日とも離角が1°角内外だったのでどちらでも楽しめたことでしょう。とは言え、発達した前線が広く日本を覆っていたので見えた方は少なかったと思われます。
明るい惑星のツートップ競演はこれで終わりではありません。2055年までに起きる金星・木星大接近のチャンスを下表に掲載しておきました。これを希望にしていただき、今回見えなかった方々も次の計画を練っておいてくださいね。
なお金星と木星の接近には時期や星座背景がそっくりになる周期性があります。詳しくは2023年3月1日記事末の囲みを参考にしてください。下表内で今回と同族なのは2049年8月18日のケース。また過去には2001年8月6日、1977年7月30日なども同族です。そのころ星を観察していた方は記憶を手繰ってみましょう。
不幸中の幸いで、今朝東天が白む中で辛抱強く待ったところ、僅かな雲間が訪れて綺麗に並んだ金星と木星を拝むことができました(右下画像)。実際はこの画像よりも空がずっと明るく、雲もあったので星々はあまり冴えませんでしたが、全く見えないよりはマシですね。
12日朝と13日朝を比べると日本の大部分で12日のほうが僅かに近かったのですが、北海道では1分角程度しか変わらない珍しいパターンでした。両日とも離角が1°角内外だったのでどちらでも楽しめたことでしょう。とは言え、発達した前線が広く日本を覆っていたので見えた方は少なかったと思われます。
明るい惑星のツートップ競演はこれで終わりではありません。2055年までに起きる金星・木星大接近のチャンスを下表に掲載しておきました。これを希望にしていただき、今回見えなかった方々も次の計画を練っておいてくださいね。
なお金星と木星の接近には時期や星座背景がそっくりになる周期性があります。詳しくは2023年3月1日記事末の囲みを参考にしてください。下表内で今回と同族なのは2049年8月18日のケース。また過去には2001年8月6日、1977年7月30日なども同族です。そのころ星を観察していた方は記憶を手繰ってみましょう。
【金星と木星の接近/2020-2055年調べ】
| 最小離角日時 (JST) | 金星・木星離角 (°角) | 金星・太陽離角 (°角) | 金星高度 (°) | 太陽高度 (°) | 直近の見やすい日時 (JST) | 離角 (°角) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2022年05月01日 05:56:06 JST | 0.232 | 42.559 | 32.868 | 12.223 | 2022年05月01日 04:22:27 JST | 0.239 |
| 2023年03月02日 14:03:44 JST | 0.489 | 30.782 | 58.342 | 37.197 | 2023年03月02日 18:02:00 JST | 0.515 |
| 2025年08月12日 15:37:11 JST | 0.861 | 35.717 | 8.814 | 34.633 | 2025年08月12日 04:30:11 JST | 0.972 |
| 2026年06月10日 04:39:11 JST | 1.607 | 36.828 | -22.850 | 1.736 | 2026年06月09日 19:25:34 JST | 1.652 |
| 2028年11月10日 09:55:50 JST | 0.611 | 31.770 | 48.867 | 33.049 | 2028年11月10日 05:44:57 JST | 0.637 |
| 2029年09月07日 21:09:08 JST | 1.726 | 41.451 | -18.004 | -35.614 | 2029年09月07日 18:25:53 JST | 1.729 |
| 2029年09月07日 21:09:20 JST | 1.726 | 41.451 | -18.046 | -35.645 | 2029年09月07日 18:25:53 JST | 1.729 |
| 2032年02月07日 11:17:17 JST | 0.341 | 29.061 | 29.308 | 38.085 | 2032年02月07日 06:10:13 JST | 0.404 |
| 2032年12月08日 16:57:47 JST | 1.849 | 44.906 | 24.585 | -6.369 | 2032年12月08日 16:55:48 JST | 1.849 |
| 2035年05月18日 05:28:34 JST | 0.500 | 22.571 | 22.630 | 9.445 | 2035年05月18日 04:05:50 JST | 0.504 |
| 2039年11月02日 20:34:01 JST | 0.226 | 45.760 | -51.250 | -46.607 | 2039年11月03日 05:37:50 JST | 0.411 |
| 2040年09月02日 02:39:50 JST | 0.169 | 25.300 | -50.358 | -29.454 | 2040年09月01日 18:34:10 JST | 0.384 |
| 2043年01月29日 21:13:39 JST | 2.007 | 44.598 | -73.916 | -50.390 | 2043年01月30日 06:15:57 JST | 2.038 |
| 2043年11月30日 06:25:07 JST | 1.516 | 29.189 | -27.951 | -1.853 | 2043年11月30日 16:55:53 JST | 1.579 |
| 2046年05月08日 09:03:04 JST | 0.536 | 40.082 | 55.804 | 51.068 | 2046年05月08日 04:14:38 JST | 0.568 |
| 2047年03月08日 18:44:32 JST | 0.883 | 33.735 | 19.374 | -13.526 | 2047年03月08日 18:07:26 JST | 0.884 |
| 2049年08月18日 11:01:25 JST | 0.561 | 32.879 | 65.498 | 65.294 | 2049年08月18日 04:35:31 JST | 0.620 |
| 2050年06月16日 04:09:40 JST | 1.493 | 39.428 | -28.670 | -3.487 | 2050年06月15日 19:28:26 JST | 1.534 |
| 2052年11月15日 07:39:35 JST | 0.620 | 28.977 | 38.750 | 13.832 | 2052年11月15日 05:49:49 JST | 0.625 |
| 2053年09月13日 20:41:29 JST | 2.300 | 43.588 | -13.115 | -33.322 | 2053年09月13日 18:16:47 JST | 2.302 |
| 最小離角日時 (JST) | 金星・木星離角 (°角) | 金星・太陽離角 (°角) | 金星高度 (°) | 太陽高度 (°) | 直近の見やすい日時 (JST) | 離角 (°角) |
- 自作プログラムによる計算です。
- 日時や離角、高度などは日本経緯度原点(東京)での測心計算値。他地域では僅かな違いがあります。
- 最小離角は必ずしも夜間や天体が昇っている時間に起きるとは限りません。このため、前後の宵または明け方の市民薄明/薄暮時における一番近く見える日時を「直近の見やすい日時」として併記しました。
- 最小離角が3°より大きいケースと、太陽がどちらかの天体に20°以内まで接近しているケースは省いています。


