夜明けに月と土星が接近 ― 2024/05/04
昨夜から今朝は安定した晴れ間でした。前夜より4度ほど暖かかったせいか透明度が少し落ちたものの、雲の飛来はありません。明け方に昇った月が土星に接近しましたので、望遠鏡を向けてみました。
左画像は4時ごろのようす。左上の明るい星が土星、土星の右に接する微光星が衛星タイタン、左に接する星が衛星レア。なるべく暗い星や地球照も掬い上げるように多段階露光にしたけれど薄明のせいかうまく繋がりません。撮影時はもう空が白んでいましたが、細くなった月と土星の並びは美しいものでした。金星と月のペアは両方ともギラギラしてしまいますが、土星はかなり控えめです。
撮影時の離角は約2.7°でした。このあと9:37ごろに1.235°まで接近(日本経緯度原点計算)したはずです。6月28日に昇った月と土星は今回より更に近いですから、天気が良ければご覧ください。また今年は世界のどこかで見える土星の掩蔽(土星食)が10回もあり、そのうち2回は日本から見ることができます。
2月29日に合を迎えてから二ヶ月以上経ったものの、まだまだ土星は目立つ高さに昇って来ません。左上画像も隣家の屋根と電線の隙間からやっと撮ったものです。来年はいよいよ環の消失を迎えますが、来年いちばん環が開いているのは2025年1月1日。このときよりも今年4月5日から9月22日までの期間のほうが環が閉じています。つまり先行して細くなっている環を観察できるわけです。もう少し経てば高くなってきますから、ぜひ望遠鏡を向けてみてください。
月と土星に先立ち、昨日から続けている機材調整をしていました。右画像は試写のM27。最微光星15.0_15.5等あたりが見分けられます。まぁ、どうにか正しくガイドしてくれる状態になったでしょうか。まだまだ不安はありますが…。
左画像は4時ごろのようす。左上の明るい星が土星、土星の右に接する微光星が衛星タイタン、左に接する星が衛星レア。なるべく暗い星や地球照も掬い上げるように多段階露光にしたけれど薄明のせいかうまく繋がりません。撮影時はもう空が白んでいましたが、細くなった月と土星の並びは美しいものでした。金星と月のペアは両方ともギラギラしてしまいますが、土星はかなり控えめです。
撮影時の離角は約2.7°でした。このあと9:37ごろに1.235°まで接近(日本経緯度原点計算)したはずです。6月28日に昇った月と土星は今回より更に近いですから、天気が良ければご覧ください。また今年は世界のどこかで見える土星の掩蔽(土星食)が10回もあり、そのうち2回は日本から見ることができます。
2月29日に合を迎えてから二ヶ月以上経ったものの、まだまだ土星は目立つ高さに昇って来ません。左上画像も隣家の屋根と電線の隙間からやっと撮ったものです。来年はいよいよ環の消失を迎えますが、来年いちばん環が開いているのは2025年1月1日。このときよりも今年4月5日から9月22日までの期間のほうが環が閉じています。つまり先行して細くなっている環を観察できるわけです。もう少し経てば高くなってきますから、ぜひ望遠鏡を向けてみてください。
月と土星に先立ち、昨日から続けている機材調整をしていました。右画像は試写のM27。最微光星15.0_15.5等あたりが見分けられます。まぁ、どうにか正しくガイドしてくれる状態になったでしょうか。まだまだ不安はありますが…。




