だんだん丸くなってきたよ ― 2022/03/16
昨夜から今朝は天気が持つ予報でしたが、結局夜半を過ぎると雲に覆われてしまいました。その前に月を観察できたのはラッキーでした。
左は21:40頃の月。太陽黄経差は約146.39°、撮影高度は約72.78°、月齢は12.79。湿度が高くモヤッとしていたけれど、シーイングの大きな乱れはほとんど無く、天候不安定な時期にしては安心して眺められる状態でした。18日の満月まで三日足らずですから、もう満月期と言って良いでしょう。
すでに虹の入り江やアリスタルコスは明るくなってます。この付近からケプラーやコペルニクスを経て湿りの海に至る地域の色彩豊かな表面が興味深いですね。白黒撮影では味わえない楽しみです。南半球明暗境界から出たばかりのシッカルト内も同じクレーター底なのに色の違いがあって面白いです。
以前も取り上げましたが、アリスタルコス北側のゆるいくぼみがとても良く見えました(→2021年4月25日記事参照)。ほんとうのくぼみなのか、目の錯覚なのか…?リュンカー山は…写ってはいるのですが、ほぼ明暗境界にあって闇にのまれています(右画像の白矢印:等倍切り出し→明度アップ+地図画像)。 秤動によって月中心緯度が-6°を越えており、南極側がとても良く見えます。スコット・クレーターはもちろん、アムンゼン・クレーターのセンターピークまで確認できました。先月の条件が良かった頃(2022年2月13日記事参照)に続いて二ヶ月連続確認となり、とても嬉しいですね。拡大撮影すればよかったかな…。明暗境界をえぐったように写っているのがバイイ北側のクレーター縁。なんと大きいクレーターなのでしょうか。
月本体を屋根に隠して周囲を見ると、案の定はっきりとスギ花粉光環が見えました。この時期、花粉症の方は夜の観察でも要注意ですよ。(特に服や機材に結露してこびりつきますので…。)
左は21:40頃の月。太陽黄経差は約146.39°、撮影高度は約72.78°、月齢は12.79。湿度が高くモヤッとしていたけれど、シーイングの大きな乱れはほとんど無く、天候不安定な時期にしては安心して眺められる状態でした。18日の満月まで三日足らずですから、もう満月期と言って良いでしょう。
すでに虹の入り江やアリスタルコスは明るくなってます。この付近からケプラーやコペルニクスを経て湿りの海に至る地域の色彩豊かな表面が興味深いですね。白黒撮影では味わえない楽しみです。南半球明暗境界から出たばかりのシッカルト内も同じクレーター底なのに色の違いがあって面白いです。
以前も取り上げましたが、アリスタルコス北側のゆるいくぼみがとても良く見えました(→2021年4月25日記事参照)。ほんとうのくぼみなのか、目の錯覚なのか…?リュンカー山は…写ってはいるのですが、ほぼ明暗境界にあって闇にのまれています(右画像の白矢印:等倍切り出し→明度アップ+地図画像)。 秤動によって月中心緯度が-6°を越えており、南極側がとても良く見えます。スコット・クレーターはもちろん、アムンゼン・クレーターのセンターピークまで確認できました。先月の条件が良かった頃(2022年2月13日記事参照)に続いて二ヶ月連続確認となり、とても嬉しいですね。拡大撮影すればよかったかな…。明暗境界をえぐったように写っているのがバイイ北側のクレーター縁。なんと大きいクレーターなのでしょうか。
月本体を屋根に隠して周囲を見ると、案の定はっきりとスギ花粉光環が見えました。この時期、花粉症の方は夜の観察でも要注意ですよ。(特に服や機材に結露してこびりつきますので…。)