半月ぶりの快晴に金星と月の大接近2026/09/15

20260914月と金星の接近
天気がよければ昨日9月14日宵に金星と月が西空低空で大接近する姿が楽しめるはずでした。果たしてお天気は…

二日前くらいから頻繁にいくつかの天気予報サイトを巡回し、「晴れそうだ」と予想して計画。ただ、夜には雨になるみたいで、西から崩れるのが少し早まれば低空など一巻の終わりです。ですので、保険としてまず昼間の青空で撮ることにしました。

当日朝のうち雲が多かったものの、8時ごろにはイイ感じに晴れ上がりました。半月ぶりの快晴に気持ちは高ぶるけれど、うまく昼間の金星や月を探せるか自信がありません。15年くらい前から目の機能がだいぶ衰えてきたので、以前は何も無くても探せた昼間の金星もなかなか焦点が定まらなくなりました。昼過ぎに機材を準備、落ち合った近くの天文仲間と一緒に探しますが、なかなか見つかりません。

仕方ないから改めて別の赤道儀を組み、太陽からの相対位置を使ってやっとファインダーにとらえました。久々の真夏日、強い日差しでカメラのファインダーは全く見えないほどでしたが、なんとか100枚くらい撮ることができました。

20260914月と金星の接近
その間にも少しずつ雲が進出し始め、16時頃は雲のない青空が皆無になりました。弱い日差しがあるので、うまくいけば雲間から金星や月が見えるかも…そんな一縷の望みに賭けて、西が見渡せる場所へ移動。でも雲は厚みを増すばかりでした。

日没時刻間際、双眼鏡の隅に金星をとらえました。急いで望遠鏡を向けましたが、すぐ見えなくなりました。その後1時間ほどの攻防を繰り返し、やっと両星を収めたのが右画像です。昼の撮影とは望遠鏡が異なり、より長焦点にしたことで両星を大きく写すことができました。点のように見える金星を拡大するとちゃんと欠けていることが分かりますね。この「欠けた両星をひとつの写野に収める」ことが最大の目的でした。

20280330月と金星の接近
次の接近は10月12日ですが、このときは太陽離角が20°を下回っており、また日没と共にすぐ沈んでしまうため、青空の太陽近くの空を観なくてはなりません。十分な経験と危険性を知った方でなければ難しいでしょう。太陽が空に無い状態で離角が2°以下になるのは2028年3月30日宵空です(下図)。プレアデス星団やヒアデス星団も一緒ですね。覚えておいて、ぜひ観察してください。