本日はブラックムーン ― 2024/12/31
本日は2024年の大晦日ですが、都合よく新月日でもあります。新月瞬時は今朝7:27ごろでした。
今年の12月は1日も新月でしたので、一ヶ月内に二度新月になる「ブラックムーン」ということになります。新月はお月様自体が見えませんからブラックムーンであっても何も面白くはありませんが、一年の始めや終わりに新月になるのは時の流れがリセットされるようで気持ちが良いものですね。カレンダーを掛け替えたときの気分に似てます。
今回は「月間重複のブラックムーン」ですが、2025年には「二至二分に基づくブラックムーン」があります。6月21日の夏至と、9月23日の秋分との間に4回の新月があるため、3回目の新月となる2025年8月23日が該当日。通常は春分、夏至、秋分、冬至で分けられる四つの期間に3回の新月が起こります。
新月日と、その翌日における日没時の月高度を見てみましょう(左上図)。2025年は春の初月がかなり高く位置し、観察しやすくなります。これは2006-2009年期以来のことで、2032年ごろまで同様の傾向が続くでしょう。図中で青丸印がマイナス値のところは日没後に新月瞬時を迎えるケースです。
夕方の高度が高い傾向の時期に「夕方の水平月・逆転月」が見えるようになります。太陽からの離角が同じでも、地平方向に離れるのではなく天頂方向に離れるからです。図の期間では2026年4月18日や2027年4月8日に日本の広範囲で水平・逆転月を見ることができます。実は2025年4月28日にも広範囲で逆転月、函館や札幌あたりで水平月が見えるのですが、新月日ですから日没後すぐに月を見つけなくてはなりません。可能な方は挑戦してみましょう。2025年からしばらくは春季の新月日を意識しつつ、数日に渡って夕空の月を探してみてください。
参考:
新月当日の夕方に月は見えるのか?(2022/04/03)
今年の12月は1日も新月でしたので、一ヶ月内に二度新月になる「ブラックムーン」ということになります。新月はお月様自体が見えませんからブラックムーンであっても何も面白くはありませんが、一年の始めや終わりに新月になるのは時の流れがリセットされるようで気持ちが良いものですね。カレンダーを掛け替えたときの気分に似てます。
今回は「月間重複のブラックムーン」ですが、2025年には「二至二分に基づくブラックムーン」があります。6月21日の夏至と、9月23日の秋分との間に4回の新月があるため、3回目の新月となる2025年8月23日が該当日。通常は春分、夏至、秋分、冬至で分けられる四つの期間に3回の新月が起こります。
新月日と、その翌日における日没時の月高度を見てみましょう(左上図)。2025年は春の初月がかなり高く位置し、観察しやすくなります。これは2006-2009年期以来のことで、2032年ごろまで同様の傾向が続くでしょう。図中で青丸印がマイナス値のところは日没後に新月瞬時を迎えるケースです。
夕方の高度が高い傾向の時期に「夕方の水平月・逆転月」が見えるようになります。太陽からの離角が同じでも、地平方向に離れるのではなく天頂方向に離れるからです。図の期間では2026年4月18日や2027年4月8日に日本の広範囲で水平・逆転月を見ることができます。実は2025年4月28日にも広範囲で逆転月、函館や札幌あたりで水平月が見えるのですが、新月日ですから日没後すぐに月を見つけなくてはなりません。可能な方は挑戦してみましょう。2025年からしばらくは春季の新月日を意識しつつ、数日に渡って夕空の月を探してみてください。
参考:
新月当日の夕方に月は見えるのか?(2022/04/03)