束の間の星タイム ― 2024/10/31
昨宵から急に晴れ間が広がり、明け方再び雲がかかるまでとても良い天気になりました。キラキラ輝く星を見るのは久しぶり。紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)を撮るにはやや遅かったけれど、低空に望遠鏡を向けるとまだ尾を伸ばしている彗星がすぐ見つかりました(左画像)。
明るかった頃と比較して露出は30倍ほどになったけれど、もはやダストの尾は濃さを感じられなくなり、アンチテイルも見えません。ただ不思議な事に、尾の北側に暗い影がいまだ存在します。街中で光害が酷いですが、条件良いところならもっと良く見えるのでしょうね。
この後仮眠をとったあと、日付が31日になって高度が出てきた木星と火星を観察。透明度は高かったけれど像はアメーバのようでした。一応撮影したものの、木星は手間暇かけて仕上げた割に細部が全く炙り出せず、断念。ここまで酷いのも珍しい。少し時間をおいて火星を撮影したときはシーイングがやや落ち着いて、エリシウム山やキンメリア人の海などが分かります。視直径がだいぶ大きくなったこともあるのでしょう。
火星の黄経の衝は2025年1月16日11:38:35、また地球最接近は同年1月12日22:32:14。シーイングが悪化する冬場の接近で、大接近でもないけれど、沖縄でほぼ天頂通過するほど高度が高い(那覇での最高南中高度が88.5°!)ですから、日によっては期待できるでしょう。
明るかった頃と比較して露出は30倍ほどになったけれど、もはやダストの尾は濃さを感じられなくなり、アンチテイルも見えません。ただ不思議な事に、尾の北側に暗い影がいまだ存在します。街中で光害が酷いですが、条件良いところならもっと良く見えるのでしょうね。
この後仮眠をとったあと、日付が31日になって高度が出てきた木星と火星を観察。透明度は高かったけれど像はアメーバのようでした。一応撮影したものの、木星は手間暇かけて仕上げた割に細部が全く炙り出せず、断念。ここまで酷いのも珍しい。少し時間をおいて火星を撮影したときはシーイングがやや落ち着いて、エリシウム山やキンメリア人の海などが分かります。視直径がだいぶ大きくなったこともあるのでしょう。
火星の黄経の衝は2025年1月16日11:38:35、また地球最接近は同年1月12日22:32:14。シーイングが悪化する冬場の接近で、大接近でもないけれど、沖縄でほぼ天頂通過するほど高度が高い(那覇での最高南中高度が88.5°!)ですから、日によっては期待できるでしょう。