今日の太陽と「真夏日と熱中症」統計(途中経過)2024/07/07

20240707太陽
一昨日夕方、昨日夕方とゲリラ豪雨をもたらす雨雲が近隣を通過、二日続けて竜巻注意情報が出ました。今日は大丈夫ですが、気温上昇が半端無い!我が家近くのアメダスポイントでは14:47に35.3度の猛暑日を記録、同じ茨城県内では大子ポイントで14:13に38.1度の県内最高を記録しました。気象庁アメダス速報値の本日0時から15時までの集計による夏日地点数は742、真夏日地点数は610、猛暑日地点数は238、酷暑日地点数は1、国内最高気温は静岡県静岡ポイントの40.0度。暑い地域は近畿・中部・関東・東北南部に偏っているようです。七夕に晴れるのは良いことだけど、夜になっても30度近くなのは勘弁して欲しい…。

20240707太陽リム
左は12時過ぎの太陽。左端やや下に出てきた黒点周囲は活動領域13738。プラージュが見えますね。左リムに低いプロミネンスが取りついています。右リムに次々と迫る活動領域が何か見せてくれるかも知れませんね。

2024年・真夏日と熱中症(途中)
例年行っている真夏日と熱中症の統計について、気象庁から発表になっている昨日までの真夏日地点数、および消防庁から発表になっている6月末までの熱中症搬送数(速報値含む)を使い図化してみました(右画像)。ここ四日間の激増っぷりがすごい!

能動的な警報や広報の影響か、10年ほど前に比べて搬送数は減っている印象です。ただ、ゼロにはなりませんね。皆さんもご注意ください。特に背丈が小さな乳幼児は灼熱の地面に近いため、大人だってヘタってしまう暑さを体感しています。背中から赤ちゃんを見るタイプのベビーカーでは、赤ちゃんが吐いてぐったりしてることにママが気付かず、指摘して手当てしてあげたことが何度かありました。また保湿が少ない高齢者も危険です。暑さを感じてから水分補給しても間に合わないことが多いのです。

参考:
アーカイブ:真夏日と熱中症

三重の中村さんがペガスス座に突発天体発見2024/07/08

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久しぶりに日本人による新天体発見です。6日1:57ごろ、三重県の中村祐二さんがペガスス座に11.9等の突発天体を発見したとのこと。

昨夕から雲が出てしまい、夕空の月は見えませんでした。織姫星や彦星は見えるものの、雲はどんどん多くなる様子。ペガスス座が昇る頃はダメかなぁと一旦睡眠。

夜半過ぎに起きてみると空の半分ほど回復していました。慌てて望遠鏡を組み上げ撮影開始。ところが再び雲が押し寄せて…。押し問答の中で断片的ながら写った17コマをスタックしたのが左画像です。

該当位置には青白い星がありました。Atel#16694によると、早速せいめい望遠鏡が分光し、WZ Sgeタイプの矮新星とのこと。明るいのでしばらく見え続けそうですね。

今日の太陽2024/07/08

20240708太陽
昨夜から今朝は雲が多かったですが、朝からは青空が多くなりました。当地は7時台に30度を突破。最高37度近くまで上がりました。気象庁アメダス速報値の本日0時から15時までの集計による夏日地点数は748、真夏日地点数は516、猛暑日地点数は150、酷暑日地点数は0、国内最高気温は和歌山県新宮(シングウ)ポイントの39.6度。

20240708太陽リム
左は13:30過ぎの太陽。どうしても太陽観測は熱波の中で行わなくてはならず、面白いけれど夏はしんどい作業です。左やや上、極小黒点を伴った活動領域13741が登場。南半球の13736は中央に近くなりました。その左、13738はずいぶん大きく発達しましたね。プロミネンスは所々目立っています。

やっと出会えた新月後の月2024/07/09

20240708_02935月
昨夕は雲があったものの前日よりはマシで、明るいうちから月が見えました。低空は厚めの雲があり、金星は見えず。日没後でも熱気がすごいけれど、ひとまず望遠鏡を月に向けてみました。

左画像は8日19:40頃の撮影で、太陽黄経差は約29.35°、撮影高度は約13.23°、月齢は2.49。像はやはりぐにゃぐにゃでピントピークも分からず撮影向きではありませんでしたが、無理矢理仕上げました。相変わらず南カスプが深く、南極点を越してコッハー(Kocher)あたりまで光っていました。リヨ、フンボルト、ネパー、ガウスなどリムを飾る大きなクレーターも確認できます。

もっと細身の状態を撮りたいのだけれど、天気や見晴らし的な要因が折り合いません。準備を周到にしつつ、じっとチャンスを待つしかありませんね。なお今年は日本の一部で8月4日と9月2日の日の出直前に水平月または逆転月になるところがあります。お見逃し無く。