2025年の台風20号が発生、トリプル台風に逆戻り2025/09/24


20250924-0300JST気象衛星ひまわり
気象庁によると、23日9時から台風になるかも知れないと告知されていた熱帯低気圧が、本日3時に台風20号「ブアローイ/BUALOI」になりました。直前の台風19号発生から5日と6時間後の発生、18号・19号は活動中なので17号消滅から4日経って再びトリプル台風になりました。

左画像は20号発生時の気象衛星ひまわり画像(画像元:CIRA/画像処理・地図等は筆者)。西から東へ向かって18号、20号、19号の順です。赤点線円は各台風中心の直径1000km円。夜間のため近赤外バンドの画像です。

気象庁の予報では18・20号は西進して大陸へ、また19号はだいぶ迷走した後に東進へ転ずるようです。いずれも日本への直接的影響は無さそう。ですが、近海での乱立環境は見過ごせませんね。

衝後の土星と今期初の木星2025/09/24

20250923土星(夜半前)
昨夜から今朝は前夜より暖かく、雲も少ない状態でした。夜半前は土星に再挑戦。シーイングは前夜ほど乱れず、それなりの像になってくれました。環がますます寝てしまい、カッシーニの間隙はほとんど見えません。環はまだ明るいままです。今後暗くなれば、この明るさは衝効果だったと分かります。最低でもあと二ヶ月くらいは継続観察が必要でしょう。

環の影が明らかに環の北側へ移りましたね。両端が北極側へ反り返っているのも確認できます。以前にも書いたように認識間違いが起きやすいポイントです(2024年6月25日記事参照)。

20250924木星
未明には今期初の木星に挑戦。我が家からはずっと東の電線群に捉まっていたのですが、ようやく抜け出すようになりました。

まだ登りたての頃にイオとエウロパおよびそれぞれの影が木星面を通過していたはずですが、もう薄明が始まる時間に望遠鏡を向けた時は影の通過が終わってしまい、エウロパがそろそろ西へ抜けようとしていたタイミングでした。重なるように大赤斑が見えています。背後にいるのはカリスト。大きいですねぇ。

撮影から画像処理、仕上げに至るまで色々忘れてしまいました。なぜかエウロパだけが明るくなってしまいます。少しずつ勘を取り戻さなくては。

今日の太陽2025/09/24

20250924太陽
朝のうち良く晴れていましたが外出の予定があって、帰宅後に太陽観察。でもその頃には雲量が増えてしまい、しかも太陽に纏わりついていつまでも離れない雲。昼から少しずつ晴れ間が多くなり、3回ほどに分けて撮ってみたものの悪像連発。結局雲越しの最初のものを採用。

20250924太陽リム
左は11:20ごろ帰宅直後の撮影。薄雲越しで眠い画像ですが、なぜかこれが一番良かった。昨日左下に見えてきた黒点周囲は14230。南半球のプラージュがかなり賑やかです。長いダークフィラメントもあちこちに見えました。目立つプロミネンスは右上のものだけですね。