SLIMが目指す月が満ちてきた2024/01/15

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昨夕は久しぶりに月が見えたので、日没後まだ明るいうちに望遠鏡を向けてみました。案の定大気はぐちゃぐちゃ。

左画像は14日17:40頃の撮影で、太陽黄経差は約39.56°、撮影高度は約22.14°、月齢は2.86。11日21時前に新月でしたから、知らないうちに四日月に入ってしまったんですね。一応全球を撮ってみたけれど、鮮明ではありません。それでもフンボルト海や縁の海などが見やすい秤動なのが分かります。東側火口列もすっかり朝を迎えてますよ。この月は30分も経たないうちに建物に隠されてしまいました。

小型月着陸実証機SLIMの着陸予定まで残り6日ほど。あっという間です。今週晴れたら毎晩月面を追いかけてみましょう。着陸するキリルス・クレーター付近は17日宵から見えているはず。翌18日宵は月面X&LOVEの今年最良条件日です。ところで、JAXAとか公開天文台界隈、望遠鏡業界など、どうして「観ようキャンペーン」やらないのでしょうね?(私が知らないだけ?)こんな機会は滅多にないのに…。望遠鏡買って、月面のクレーターを楽しむ絶好のチャンスじゃないですか?

今日の太陽2024/01/15

20240115太陽
朝のうち少し雲が残りましたが、日中は晴天。昨日より風が強く、7m/s前後の風速になっています。今夜は望遠鏡出せないかなあ…。

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左は10時前の太陽。自転で少しズレたけれど、概ね昨日同様ですね。右上に出ていたプロミネンスは見えなくなりました。左下は光球内に入ってきたようです。南極域右寄りの直線状のものも素晴らしい。