15日明け方は木星と火星が大接近2024/08/14

20240814明け方の東天
毎年お盆の明け方にはオリオン座やおうし座、ぎょしゃ座などが東に登ります。今夏はそれに加え、明るく目立つ木星と、それに寄り添う火星が見つけられます。本日14日23:53ごろには両星が離角18.4′まで大接近、明日15日の夜明けを飾ってくれるでしょう。今年に起こる惑星同士の接近では最も見やすくて近いものです。(→アーカイブ「天体の接近現象一覧(惑星ペア・トップ200)」参照。

不安定な天候が続くので、今朝方ひと足早く撮影してみました(左画像/上方向が天頂)。どこに何が写っているかは右下のマーカー入り画像をご覧ください。18.4′という離角は満月直径のわずか2/3しかありません。割りばしを手に持って腕を伸ばし、木星と火星の隙間に入るかどうか試してみてください。ちなみに今朝やってみたら入りませんでした。(※今朝の時点で満月直径くらい。)明日は腕の先の5円玉の穴を通して両星が並んで見えると思います。もちろん明け方にはもう離れ始まっていますが、それでも15日4:00時点で約19′ですから最接近時とほとんど変わりませんね。

20240814明け方の東天
昨夜から今朝は曇りのち晴れ。透明度がとても悪く、星の撮影向きではありませんでした。下は13日明け方に撮影しておいた木星と火星、それから南中少し前に撮った土星。全て同一縮尺です。木星はようやく東の電線群を抜けて撮影できるようになってきました。一緒に写ってるのはガニメデ(上)とイオ。12月8日の衝に向かって少しずつ見やすくなるでしょう。今年と来年の木星は赤緯がもっとも北寄りに位置しますから、北海道でも南中高度65°以上、沖縄では85°以上になって、初冬でも好シーイングが期待できそうです。

火星は極冠がしっかり写ってますね。来年1月12日に地球接近、その四日後に衝です。今回は小接近&シーイングの悪い時期なのであまり騒がれないとは思いますが、貴重なチャンスですから楽しみましょう。

三つの外惑星で一番先に衝を迎えるのは土星。9月8日ですからもう一ヶ月を割りましたよ。視直径がかなり大きくなり明るさが増しました。環に投影された本体の影もかなり狭くなって、衝が近いことを知らせています。まさに今が好機ですから晴れ間を狙って観察してみてください。

  • 20240813木星

    A.木星
  • 20240813火星

    B.火星
  • 20240813土星

    C.土星


今日の太陽2024/08/14

20240814太陽
昨夜から今朝は曇り時々晴れ。今日朝からは50km圏内で常に雷雲・ゲリラ豪雨地域が発生し続ける異常な天気で、晴れてるのに雨が降ってきたり、いつまでも雷鳴が聞こえたりと不安です。気象庁アメダス速報値の本日0時から15時までの集計による夏日地点数は882、真夏日地点数は657、猛暑日地点数は211、酷暑日地点数は0、国内最高気温は兵庫県西脇ポイントの39.5度。

20240814太陽リム
左は12時少し前の太陽。晴れ間を狙ってぎりぎり撮影できました。今日も活動領域13780と13784の大きな黒点が太陽観察グラス越しに肉眼で見えましたが、13780はリムに近過ぎてそろそろ望遠鏡無しでは分離できなくなりそう。左端のプロミネンスがとても不思議な形です。右リムの糸くず状プロミネンスもまだ少し残っています。

20240814-1600JST降水ナウキャスト
右は気象庁サイトからの引用で16時の降水ナウキャスト。ゲリラ豪雨地域は当地・茨城だけでなく全国的に襲われているようです。