この夏の土星の変化 ― 2025/08/15
夜半から朝まで良い天気でした。所々薄雲はあったものの土星方向は影響が無さそうなので、望遠鏡を向けてみました。シーイングは4-5/10くらい。やや細かな震えがありますが一通り撮影してみました。
左の通り、6月末から本日ぶんまで、抜粋7枚で組写真にしてみました。本日ぶんは一番下です。土星本体の調子がなるべく揃うようにしましたが、大気のコンディションは毎回変わりますから難しいですね。比べてみて分かるのは
などでしょうか。縞模様の出方などは特に変わった様子は無さそうです。環の傾斜の微妙な変化はカッシニの間隙のつぶれ具合などからも間接的に伺い知ることができます。
今後2025年9月21日の衝(黄経)を経て来年2026年3月25日の合に至るまで、環の見え方などがかなり変わると思われます。どこまで追えるか分かりませんが、15年に一度のことですからしっかり楽しみましょう。
薄明が始まったころ外に出てみると、目の前に煌々と輝く金星と木星が。おもわず傍らに置いてあったカメラを担いで近くの公園まで出かけてしまいました。少しずつ明るくなる空にはオリオンやふたごなど冬の宵を飾る星々が出そろっていました。低空にはシリウス、プロキオン、そして水星も確認。役者が勢揃いです。
参考:
どうして土星の環が暗くなったのか?(2024/11/27)
左の通り、6月末から本日ぶんまで、抜粋7枚で組写真にしてみました。本日ぶんは一番下です。土星本体の調子がなるべく揃うようにしましたが、大気のコンディションは毎回変わりますから難しいですね。比べてみて分かるのは
- 環が次第に明るくなっている。
- 環の明るさはまだ本体の明るさを追い越していない。
- 7月頭までは環の傾斜が増し、それ以降は傾斜が寝てきた。
- 視直径も大きくなってきた。
などでしょうか。縞模様の出方などは特に変わった様子は無さそうです。環の傾斜の微妙な変化はカッシニの間隙のつぶれ具合などからも間接的に伺い知ることができます。
今後2025年9月21日の衝(黄経)を経て来年2026年3月25日の合に至るまで、環の見え方などがかなり変わると思われます。どこまで追えるか分かりませんが、15年に一度のことですからしっかり楽しみましょう。
薄明が始まったころ外に出てみると、目の前に煌々と輝く金星と木星が。おもわず傍らに置いてあったカメラを担いで近くの公園まで出かけてしまいました。少しずつ明るくなる空にはオリオンやふたごなど冬の宵を飾る星々が出そろっていました。低空にはシリウス、プロキオン、そして水星も確認。役者が勢揃いです。
参考:
どうして土星の環が暗くなったのか?(2024/11/27)