ほっと一息ついたようなお月様2022/09/14

20220914_22224月
昨夜は湿度が高く、夜半前は薄雲が度々空を横切る状態でした。でも惑星や月を眺める時間なら確保できそうだと考え、望遠鏡を組み立てておきました。

案の定、機材の表面がすぐ結露し始めたものの、シーイングは悪くなさそうです。雲を避けつつ月面散歩と惑星巡りを楽しみました。土星、木星、火星まで撮影しましたが画像処理が間に合わないため明日以降の記事に掲載するとして、今日未明の月面を左に掲載します。撮影時刻は2:30前ごろ、太陽黄経差は約222.24°、撮影高度は約65.10°、月齢は17.38。

ついこの前に名月を迎えたばかりと思っていたら、もうこんなに欠けています。ちょうどオニール橋に斜陽が注ぎ、橋の下を夕日が通過しているかのようですね。月面K地形も見えてきました。このふたつは概ね一緒のタイミングで見頃を迎えます。

シーイングがときおり大きくぐらつくものの、細かな振動は比較的少ない夜でした。明け方に向かって更に落ち着きを見せています。いつも以上に細かなクレーターや凸凹地形が確認でき、嬉しくなりました。毎日このシーイングを維持してくれればどんなに楽しいことでしょうか。秋の虫たちが美しいコーラスを奏で、夜空の観察に彩りを添えてくれました。

週末から来週にかけては、台風の影響で天気がぐずつく予報です。この月が細くなる頃に水平月・逆転月が見えるので、せめて該当日だけでも晴れて欲しいところです。

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