気象衛星がとらえた金環日食の月影 ― 2024/10/03
日本時間で今日未明に金環日食が起こりました。日食中心帯はハワイの南海域から赤道をまたぎ、南米を横切って大西洋に抜けるコースです。
もちろん日本からは全く見えませんでしたが、日本の気象衛星ひまわり9号はハワイまでカバーしていますから、日食月影が写ることは予報できました。左画像は本日3日1:50の画像(画像元:NICT)。朝焼けに染まる太平洋のやや北寄りに暗い部分が広がっていますね。ハワイ付近では1:30JST前ごろ日出時に日食が始まっている「日出帯食」でした。左画像はそこから少し経って、月の影が赤道に向かう途中の様子です。
影の付近を切り出してアニメーションにしたのが右下画像。クリックして再生してください。ひまわりから見えない向こう側に移動しつつ南下してゆく様子が分かるでしょうか。
今回の日食はまさにアメリカの気象衛星GOES-18(WEST)とGOES-16(EAST)のためのような位置でした。下A・B画像として、日食月影を捉えたそれぞれの衛星画像を掲載します(画像元:RAMMB/画像処理・地図等は筆者)。金環日食ですから皆既食ほど影が濃くありませんが、それでも月の影があることははっきり分かりますね。なおGOES-16に写ってるブラジル北東の巨大な渦はハリケーン「KIRK」。
気になるのが、「金環日食中に紫金山・ATLAS彗星(C/2023 A3)は見えたのか」ということ。両者を一枚に収めた画像がそのうち天体写真投稿サイトに出てくることを期待します。
次の日食は来年3月と9月の部分食。それぞれ北極圏と南極圏をカバーする高緯度日食です。最大食分が0.8を越えているので人工衛星が捉えられるぎりぎりの減光と思いますが、高緯度ですからかなり見え難いでしょうね。その次は2026年2月の「南極金環日食」と8月のグリーンランド皆既日食。これまた高緯度日食です。一日中夜が来ない空での日食なんて新鮮で幻想的…。
参考:
アーカイブ「静止気象衛星による日食月影の可視範囲」
もちろん日本からは全く見えませんでしたが、日本の気象衛星ひまわり9号はハワイまでカバーしていますから、日食月影が写ることは予報できました。左画像は本日3日1:50の画像(画像元:NICT)。朝焼けに染まる太平洋のやや北寄りに暗い部分が広がっていますね。ハワイ付近では1:30JST前ごろ日出時に日食が始まっている「日出帯食」でした。左画像はそこから少し経って、月の影が赤道に向かう途中の様子です。
影の付近を切り出してアニメーションにしたのが右下画像。クリックして再生してください。ひまわりから見えない向こう側に移動しつつ南下してゆく様子が分かるでしょうか。
今回の日食はまさにアメリカの気象衛星GOES-18(WEST)とGOES-16(EAST)のためのような位置でした。下A・B画像として、日食月影を捉えたそれぞれの衛星画像を掲載します(画像元:RAMMB/画像処理・地図等は筆者)。金環日食ですから皆既食ほど影が濃くありませんが、それでも月の影があることははっきり分かりますね。なおGOES-16に写ってるブラジル北東の巨大な渦はハリケーン「KIRK」。
気になるのが、「金環日食中に紫金山・ATLAS彗星(C/2023 A3)は見えたのか」ということ。両者を一枚に収めた画像がそのうち天体写真投稿サイトに出てくることを期待します。
次の日食は来年3月と9月の部分食。それぞれ北極圏と南極圏をカバーする高緯度日食です。最大食分が0.8を越えているので人工衛星が捉えられるぎりぎりの減光と思いますが、高緯度ですからかなり見え難いでしょうね。その次は2026年2月の「南極金環日食」と8月のグリーンランド皆既日食。これまた高緯度日食です。一日中夜が来ない空での日食なんて新鮮で幻想的…。
参考:
アーカイブ「静止気象衛星による日食月影の可視範囲」