金星、地球とのツーショット始まる2024/08/21

20240815-0110JSTひまわり画像の金星
あまりにも晴れなくてうっかり忘れていましたが、8月中旬から気象衛星ひまわりの写野に金星が入るようになりました。私が探した範囲では15日1:10の画像に写っていました(左画像/画像引用元:NICT・地球外は色ズレしているため補正してあります)。

金星赤経がプラスマイナス8°あまりの期間は一日のどこかでひまわり写野を金星が横切ります。地球自身に隠されるなどしなければ、ひまわりカメラがわずかにとらえている宇宙空間に写っているでしょう。この状態は9月17日ごろまで続き、そのあとは来年2025年1月13日ごろまでお預けです。右下図で赤緯の変化を把握してみてください。

2024-2025・金星赤緯
左画像は北極圏(アラスカ辺り)と一緒に写ってますが、現在金星は南下していますから、9月頭には赤道に達し、その後は南半球とのツーショットになります。明るいのですぐ見つかりますから探してみてください。来年のチャンスには半月状から三日月状になる様子が楽しめるでしょう。右図で位相が180°に近いところが内合前後ですから、金星が細くて大きい時期。ひまわりのカメラは金星の形まで分かります。

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