今日の太陽2024/04/14

20240414太陽
昨夜から今朝は曇り時々晴れ。今日朝からは良い天気。所々に雲が流れる程度です。気温は24度以上になりました。桜も葉っぱが増え、咲き残っている部分が少なくなってきました。

20240414太陽リム
左は9:10ごろの太陽。左下に見えてきた黒点周囲は活動領域13637・13638と採番されました。そのほか中央左上や左上リム近くにも黒点が現れています。全体的に活動領域は多いけれど大きな黒点が無いですねぇ。11:32JSTごろをピークとするM4.3クラスフレアが発生しました。右リム全体のプロミネンスが活発です。

今日の太陽2024/04/13

20240413太陽
昨夕は薄雲が張り出し、低空のポン・ブルックス彗星(12P)どころか木星すら見えず。上空の月だけでも撮ろうかと備えていたけれど、朧月だったので諦めました。夜中は皆曇、ようやく晴れたのは明け方近くでした。今日は朝のうち晴れ間があったけれど、昼前から雲が優勢です。今夜も無理そう…。

20240413太陽リム
左は9:10ごろの太陽。左下リム近くの目立つ黒点周囲は活動領域13636。更にリム近くに黒点群が出てきましたよ。ぱっと見、全体的に黒点が増えて賑やかですね。14:02ごろにはM2.41クラスフレアも出ています。プロミネンスは右下が見事。こういうのが出るともっと良い太陽望遠鏡が欲しくなります。

240413雲の円
余談です。今日、日本の遥か南の海上に雲の円が見えました。この現象は時々見えるもので珍しくはありません。だいぶ前ですが当ブログに書いたこともあります。なぜか今日のバブルは心に残ったので、簡単な動画にしてみました(元画像:RAMMB/ひまわりバンド3/白黒)。左画像をクリックするとGIF動画が再生されます。二つの丸い環がゆっくり広がる様子が分かりますね。左の環は美しい形をキープしていますが、右の環は不完全のようです。中央に雲が残るところがミソですよ。

今日の太陽とハロ現象2024/04/11

20240411太陽
昨夜から今朝は薄曇りのち快晴。今日朝からは晴れのち曇り。晴れている時間が少なかったので、大慌ての太陽観察となりました。

20240411太陽リム
左は9:20ごろの太陽。南半球の活動領域13633が目立ってきましたね。その北にある13634も小さいながら黒点数が増えた感じです。更にその左にも13635が成長してきました。プロミネンスは南半球優勢でしょうか。

【夕方追記】
午後遅くなると次第に雲が厚くなりました。はっきりとは見えなかったけれど、内暈、左右の幻日(短めの幻日環付き)、環天頂アークが見えました。それぞれ断片的に出現し、同時に出そろうことはありませんでした。お天気は弱い下り坂。そのあと土曜日ごろから高温が続くとのこと。

  • 20240411内暈

    A.内暈
  • 20240411左の幻日

    B.左の幻日
  • 20240411右の幻日

    C.右の幻日
  • 20240411環天頂アーク

    D.環天頂アーク


今日の太陽と皆既日食中に見えたSOHO彗星2024/04/10

20240410太陽
昨日は暴風雨。今日明け方になってようやく晴れました。夜明けの気温がとても低く、24時間前より12度以上低かったです。朝からは良く晴れています。

20240410太陽リム
左は9:10過ぎの太陽。目立つ黒点を伴う活動領域13628は中央子午線を過ぎました。あちこちにプロミネンスも出てますね。淡いけれど左下リムのものが一番のっぽでしょうか。

20240408_SOHO_C2_SOHO-5008彗星
ところで、日本時間9日未明に起こった皆既日食の10時間ほど前、太陽に接近しつつある彗星がSOHOの画像から発見されました。クロイツ群と思われるこの彗星(SOHO-5008)はちょうど皆既日食中の写真に写り込むことが予想され、実際に撮影されています(→spaceweather.com・4月10日の記事)。

右はLASCO-C3カメラが捉えたSOHO-5008の様子。クリックするとGIF動画が再生されます。彗星は左下から太陽に接近しており、そのまま消失したようです。もし日食観測に参加して皆既中のコロナをやや露出オーバー気味に撮影した方がいらっしゃったら、ぜひ探してみてください。探すときは強いコロナ流線の方向を頼りに太陽の向きを揃えましょう。(皆既中の彗星位置は右画像よりもっと離れています。皆既中における彗星の概算位置は赤経1h21m・赤緯+6°52′付近。)

SOHO彗星は今年3月25日、ついに5000個目の発見に達しました。いやぁ、すごいですねぇ。彗星を探すのが目的の観測衛星では無かったでしょうに…。SOHOの観測成果は太陽以外の分野にも様々な知見をもたらしています。