活発な活動領域が帰ってくる ― 2024/05/28
昨日27日16時JST前後に、太陽表面の南東リムで強いフレアが起きました。日本全国が悪天候だったためご覧になれた方は少ないと思われます。フレアピークは16:06JST(7:06UT)で、X2.9クラスでした。左画像はSDOサイトからの引用で、直後の画像。
緯度や期間から見て、これは世界各地に低緯度オーロラをもたらしたフレアの発生場所=活動領域13664が裏側で起こしたものと思われます。Spaceweather.comでも昨日の記事でその根拠と共に取り上げられていました。そろそろかなと思っていたのですが、いまだに活発さを維持していて驚きです。
SDO画像ではフレアの輝きと共に大きなプロミネンスが見えていそうだったので、GONGのHα画像アーカイブも見てみました。下A画像は15:57JSTの画像、また下B画像は該当エリアをトリミングし、前後の画像も加えてアニメ化したもの(1コマが1分相当)。あまりに早過ぎて、10分もかからず四散していますね。こういう高速のものはスプレイと言うのでしょうか。ううぅ、生で観たかった…。そう言えば活動領域13664が西リムの裏に消えた直後も今季最大のフレアが起こっていました(→2024年5月15日記事参照)。このときと同様に昨日のフレアも太陽自身に隠されて過小評価になっているため、実際はもっと強いクラスだったと考えられるでしょう。間もなく地球から見える範囲に現れます。(※番号は変わります。)ふたたび低緯度オーロラや電波障害が起きるかも知れませんから、意識しておきましょう。
緯度や期間から見て、これは世界各地に低緯度オーロラをもたらしたフレアの発生場所=活動領域13664が裏側で起こしたものと思われます。Spaceweather.comでも昨日の記事でその根拠と共に取り上げられていました。そろそろかなと思っていたのですが、いまだに活発さを維持していて驚きです。
SDO画像ではフレアの輝きと共に大きなプロミネンスが見えていそうだったので、GONGのHα画像アーカイブも見てみました。下A画像は15:57JSTの画像、また下B画像は該当エリアをトリミングし、前後の画像も加えてアニメ化したもの(1コマが1分相当)。あまりに早過ぎて、10分もかからず四散していますね。こういう高速のものはスプレイと言うのでしょうか。ううぅ、生で観たかった…。そう言えば活動領域13664が西リムの裏に消えた直後も今季最大のフレアが起こっていました(→2024年5月15日記事参照)。このときと同様に昨日のフレアも太陽自身に隠されて過小評価になっているため、実際はもっと強いクラスだったと考えられるでしょう。間もなく地球から見える範囲に現れます。(※番号は変わります。)ふたたび低緯度オーロラや電波障害が起きるかも知れませんから、意識しておきましょう。